anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ミスターGO!

2012年作品、キム・ヨンファ監督、シュー・チャオ、ソン・チュンソ、オダギリ・ジョー出演。

中国でサーカスをやっている若き団長のウェイウェイ(シュー・チャオ)は、このサーカスで育った。 このサーカスの目玉は、リンリンというゴリラだった。 なんとこのゴリラは野球ができるのだった。 いとも簡単に片手で飛んでくるボールを打ってしまう。 しかし野球が盛んでない中国でなぜ野球を?
それは前の団長が野球中継をいつも見ているから、それをゴリラ使いのウェイウェイとりんりんが見ていたからだった。 ふたり?は兄と妹のようにして育った。 幼いころからの話し相手がリンリンだった彼女。 そして気の優しいローランドゴリラのリンリンは、彼女の言うことは何でも聞くのだった。
しかしロンパサーカスは大きな借金を背負っていた。 それは全団長の野球賭博だった。 だから、新しいゴリラのレイティンを入れさらにゴリラで設けようとしたのだが、買った後に大地震が起こってサーカスどころか町が壊滅してしまった。
団長はそこで命を落とし、サーカスも地震の被害のない土地に引っ越していった。 しかし大きな借金は残ってしまった。 そのため幼いウェイウェイが団長となり、一からやり直そうとしているのだが、あまりにも大きな借金だった。
万年最下位に甘んじてきた球団ベアーズが起死回生の秘策として凄腕スカウトマン、ソン(ソン・チョンソ)はそんなリンリンに目をつけた。 彼のあだ名は「ハンター」韓国球界から逸材を高く売りつけて設けているのだった。 NPB、MLBに多くの韓国人選手を高額で売りさばいているある意味辣腕だった。
しかし今回はゴリラを自国の球団に入れるのだ。 しかし野球協約の盲点を突き、彼の根回しが始まった。
しかしロンパサーカスには、金の取立てに借金取りが毎日押しかけている。 そして彼らもゴリラを狙っているのだった。 そう、彼らも高く売りさばけるのを知っているからだった。
果たしてサーカスの運命は? リンリンは韓国野球界で活躍できるのだ ろうか?

これも劇場公開に行きたかった作品です。 設定の面白さと、韓国作品や、多少の現実離れも見やすいのではと思いましたから。
まあどたばたのコメディですが、実はこの設定は、昔水島信司の「野球狂の詩」でそんな話がありましたね。 野球漫画ファン、水島信司ファンなら知っている「たそがれちゃって!ゴリ(短編)」です。
もちろん細かいところや、長さは違いますが、これに肉付けをして作ったという感じですね。
パクリかどうかはさておき、ここまでの長編と、物語に仕上げたのはたいしたもんです。
ゴリラは知能が高い類人猿ですから、温厚なタイプだと、これくらいはできそうなんですよね。 また起用の仕方が、代打専門というところがリアルでしたね 。
野球シーンはリンリンのところに絞られていて、見やすいですし、最後も結構感動できます。 133分とちょっと長いですが、気楽に見れて多少うるっと来る作品でした。

イメージ 1
兄と妹のように育ったリンリンとウェイウェイ

イメージ 2
リンリンが韓国球団に入団

イメージ 3
そして大活躍

イメージ 4
そしてNPBから獲得オファーが

イメージ 5
しかしストレスも…

イメージ 6