anttiorbの映画、映像の世界

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グレイヴ・エンカウンターズ

2011年作品、ザ・ヴィシャス・ブラザーズ監督、ショーン・ロジャーソン主演。

テレビのリアリティ番組制作会社エグゼクティブ・プロデューサー、ジェリー・ハートフィールド(ベン・ウィルキンソン)の元に、ある番組のパイロット版テープが届けられる。
それは、実在する超常現象を調査・追跡する番組『グレイヴ・エンカウンターズ』の録画映像だった。 76時間に渡って撮影されたその映像の中で、“あるもの”が写っている箇所をつなぎ合わせたものが、今回初めて公開されることになり、それを前にして、ハートフィールドは告げた。 “これは映画ではない 。一切手を加えていないリアルな映像だ。”と……。
『グレイヴ・エンカウンターズ』は、いままで5回放送 されていて、結構人気の番組になりつつあるという。 そして6回目のこの作品は、プロデューサーのランス・プレストン(ショーン・ロジャーソン)と調査隊が、1960年に閉鎖され廃墟と化したコリンウッド精神科病院を訪れる。
その広大な敷地には、1895年から65年間にわたり8万人もの重度の精神障害者が入院し、多くの患者が命を落としていた。 そして、閉鎖後の1963年に幽霊の目撃証言が報告されて以降、今なお同様の証言が多数寄せられている。
広大な敷地の中にたたずむ大きな病院。 ここを管理しているケニー(ボブ・レイシー)という男に案内され、スタッフはまず周辺の調査を開始する。 庭の管理をしている男にインタビューをしているときに、その男は 「まだ来たなっかりなのでわからない」 と答えたとき、ランスはすかさず金を渡し、「見たとリアルに答えてくれ」 と買収をする。
そう、ランスたちは超常現象など全く信じていなかったのだった。
番組出演者である霊能者ヒューストン(マッケンジー・グレイ)もニセモノで、中に入って霊視をし、いかにも霊能者を装うが、『グレイヴ・エンカウンターズ』はただのヤラセ番組だった。
視聴者を怖がらせるもっともらしい映像が撮れれば、それでOKなのだ。 そこで一夜を過ごすことにした調査隊は、外部からケニーに厳重に出口を封鎖させ廃墟に籠り、多数の暗視カメラを設置、病院内を巡回しながら霊との交信を図る。
しかし、彼らはもう後戻りできない恐怖に足を踏み入れてしまうのだった・・・

最近こういう作品を、“ファウンド・フッテージ”というんですね。 第三者によって発見された (found) 未編集の映像 (footage) というそうですが、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」 「パラノーマル・アクティビティ」 「REC/レックhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11930749.html
などもこの手法です。
いままでも書いていますが、私は日本の白石晃士監督の大ファンなので、この手の作品に目がないんですね。
カナダ作品のはずですが、アメリカが舞台でもあり、病院はカナダにある設定です。
この1作目だけだと実は片手落ちなんですね。 2作目を見てその繋がりを大いに楽しむ、そんな設定になっているところが、実はこの作品の大きな売りになっていると思いました。
たいがい、「2」 とかが製作されると、設定だけをいただくのが多いんですが、これは密接に繋がっていて、私は一気見しちゃいました。
どちらか一つだと物足りなくなるでしょう。
この手の作品はあまり書けませんが、ゲームの 「サイレントヒル」 の要素も感じました。
こんな作品が、たまに地上波でやる心霊映像に使われそうですね。

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この番組のスタッフたち

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ここが今回の舞台

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現れた謎の女性は

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おぞましい形相に!


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ランスは脱出できるのか?

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