anttiorbの映画、映像の世界

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フォックスキャッチャー


マーク(チャニング・テイタム)はロサンゼルスオリンピックレスリング金メダリスト、次の世界大会、ソウルオリンピックでの再度の頂点を目指している。 そして兄のデイヴ(マーク・ラファロ)も同じく金メダリスト。
今日は兄の代わりに少年少女向けの講演会に来た。 金メダルを持ってきて、子供たちにアピールしながら話すマーク。 謝礼は20ドルだった。 結局ファーストフードしか食べれない。 そんな国家のために頑張り功績をあげた者に対して、どうして?そうマークは思っている。
デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポン(スティーヴ・カレル)は、 巨大なデュポングループを率いている。 彼の母のジャン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は馬を多く飼っていて、馬たちは優秀で多くのカップ、トロフィーが飾られている。
ある日マークのところにジョンからの電話があった。
航空代も出すので一度会いたいので屋敷に来いというのだった。 飛行場からはヘリだった。 広大な屋敷の前にヘリは着陸し、中で待っていたジョンは、マークにソウル・オリンピック金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー”の結成プロジェクトの協力しないかというのだった。 そして住むところ、ジム、報酬も与えるという思ってもみない申し出だった。 そしてジョンは、デイヴも誘ってほしいというのだ。
すぐさまマークはデイヴに 会いに行く。 しかし彼は、大学でのレスリングコーチの職に就いたばかりで、家族と落ち着いた生活をしていた。 そしてマークの誘いを断り、マークにとっては良い待遇だと言い励ますのだ。
マークは早速メンバーを募り、フォックスキャッチャーを結成する。
そして世界大会に突入した。 兄のデイヴは順当に優勝した。 そして彼はそのまま弟のマークのコーナーに付き、マークも兄のアドバイスの元優勝した。
ジョンは喜んだ。 何よりうれしかったのは、優勝した時真っ先に自分のところにマークが抱きついてきてくれたことだった。
これでフォックスキャッチャーはいける!、ジョンもマークもそう思っていたのだが…

ロサンゼルスオリンピック、当時あった東側諸国がボ イコットした大会として、ちょっと暗い歴史を引きずった大会でした。 しかしそれは前回大会のモスクワ大会で西側諸国がボイコットした仕返しでした。
どうもこの2大会はいびつな大会だったので記憶が薄いんですが、そこでの金メダリストの兄弟と、大財閥の御曹司との、悲惨な物語です。
これは事実ということですが、記憶にあまりないんですね。
でもデュポングループというのは、世界的な化学メーカーで、自分のいる業界では知らない者はいないほどの世界的グループですね。
実は、ジョンはスポンサーではないんですね。 もちろんお金は全部負担するんですが、彼はあくまでも“コーチ”なんですね。 もちろんレスリング選手として経験はありません。 勉強こそしたでしょうし、自ら資金を出してシニアのアマチュア大会を主催したりして、出場をしていますが、あくまでも遊びの延長のようなものでした。
チームの指揮はマークが行い、そして後に兄のデイヴの合流していきます。
事実ですので、ラストに大きな悲劇が起こるんですが、彼は当時はほぼ独身だったそうです。 結婚歴としてはあるのですが、結婚生活は大変短く、物語中でも、そういうことが向いていない人間だったんでしょうね。
あくまでも、オーナーという立場だったらというつくりになっていますが、自分の功績を残したい強い思いがあったジョンらしいので、どこかで悲劇を引き起こすのは仕方なかったのかもしれません。
そんな悲しい物語でした。

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広い屋敷に呼ばれたマーク

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待っていたジョンが言った言葉は

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偉大な兄のデイヴ

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ジョンの母のジャン

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試合では的確なアドバイスをする兄

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しかしジョンはコーチなのだった

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