anttiorbの映画、映像の世界

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チェイス!

2013年作品、ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督、アーミル・カーン主演。
 
少年は一生懸命ある店に向かっていた。 彼が向かったのは質屋だった。 手に握りしめた2つの指輪、しかしそれではたったの6ドル足らずにしかならなかった。 店主は、彼がしていた腕時計を指さした。 これは売りたくなかったのだが。
25ドルを握りしめ帰ろうとすると、早速嫌な連中が寄ってきた。
少年は、金をとられそうになるが、体を宙返りして脱出、そして金を取り返し、軽やかに逃げ去っていった。 凄い身のこなしだった。
少年が帰ったところは“グレート・インド・サーカス”というサーカスの建屋だった。 父のためのお金だった。
実は、銀行にさらなる融資を訴えていた父に、少しでもお金をと言う健気な心からだった。 そして銀行のお偉い方がきて、マジックを見せ、認められれば存続が約束されるという。 一世一代のパフォーマンスを見せる場だったのだ。
父のマジックは、箱抜けだった。 息子を箱に入れ、箱を空にして、違うところに現れるというマジックだ。
見事に成功したのだが、非情にも融資は無し、サーカスは退去を命じられた。 打ちひしがれた父の取った行動は、拳銃による自殺だった。 それを少年・サーヒルは見つめていた。
数年が経った。 銀行の前で物乞いがお金を恵んでもらおうと必死に声を上げていた。 その時、空からお金が降ってきた。 それと一緒に、壁を駆け下りてくる一人の男(アーミル・カーン)がいた。  男は背中のケーブルを外し、トレーラーに逃げ込む、そして次の瞬間、爆発が起き、その中から1台のバイクが飛び出してきた。
パトカーとの壮絶なカーアクションが始まるが、その男は、ビルからロープを伸ばし、その上をバイクで走り悠々と逃げ去っていった。
逃げ去った彼が向かった先は、なんとあのサーカス団の入っていた建屋だった。 彼はあの少年が成長した姿だった。 彼は父の“グレート・インド・サーカス”を復活させ、盛況にしようという思いを持っていた。 そしてもう一つ、銀行に対する復讐という大きな目的も持っていた。
そんな銀行連続強盗事件を解決するために、インドから刑事ジャイ(アビシェーク・バッチャン)とその相棒アリ(ウダイ・チョープラ)が呼ばれるのだった。 それは、現場に残された痕跡から犯人はインド系であると判断したからだった。 果たして二人は犯人逮捕ができるのだろうか?…
 
「きっと、うまくいく」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10504189.html のアミール・カーンが主演のようになっていますが、実はこれは原題が「DHOOM: 3」といって、シリーズ3作目なんですね。
ただ、シリーズ通じてのメンバーはジャイ役のアビシェーク・バッチャンとアリ役のウダイ・チョープラみたいですね。 でもヒットシリーズの様なので、もし字幕版があったら、是非見たいです。
アーミルが出ていると、やっぱり楽しくて感動できる作品を期待しちゃいますが、これは“ルパン三世”的な色合いと、父の復讐がテーマになっているので、趣は違いますね。
なんといっても見せ場は、バイクを駆使したカーアクションです。
アーミルの肉体美もすごいですね。 結構鍛えています。 そしてサーカスのアクロバットシーンもいいですね。
ヒロインは、アーリア役のカトリーナ・カイフですね。 彼女は「タイガー~伝説のスパ イ~ 」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12294228.html でもゾヤ役でヒロインを演じていますが、ダンスシーンが上手いので、サーカスシーンのアクロバットも見事に演じています。
また、サーヒルの秘密も盛り込まれていて、またまたあっという間の2時間半でした。
ラストはちょっと悲しいんですが、このシリーズも見てみたいし、なんといってもアーミルの次作が見たいですね。
 
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爆発の後飛び出してきたバイク
 
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ヘリまで繰り出すが、まんまと逃げ遂せる
 
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彼はサーカス団を率いている
 
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オーディションで入ってきたアーリア
 
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そしてジャイは彼に目を付けた
 
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ジャイとアリはサーヒルに迫るのだが…
 
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