世界的な照明デザイナーをしているテ・ソヨン(ハン・ヒョジュ)はクリスマスの夜にIMXという新方式のイルミネーションを成功させるために、プロジェクとメンバーと共に、公式プレゼンテーションをしていた。 しかしその中に一人欠席をしている日本人がいた。 彼女は、自分の仕事場で油まみれで溶接をしている。 彼女の働く高橋鉄工所で。
優しすぎて気弱でさえある書店員の山本光(相葉雅紀)は、漫画家になる夢をあきらめきれないでいる。 コミケで売るための作品をしこしこ書いているが、彼はデビクロ君(声:劇団ひとり)と一緒に『デビクロ通信』と銘打ったビラを夜な夜な街にばらまいている。
デビクロとは、“デビルクロース”。 サンタクロースの黒い部分がサンタから吐き出されたときにできた。 黒いサンタクロース。 デビクロは、世界を暗くする存在だった。 デビクロは光の机の引き出しにいつも入っているが、通信ができばらまくときに飛び出して魔法を使うのだった。
そんな彼を幼馴染の高橋杏奈(榮倉奈々)は温かい目で見守っていた。
小さいころかは小柄だった光は、いつも物事をはっきり決められない子だった。 そんな光の横にはいつも大柄な杏奈がいた。 そして苛められている光をいつも杏奈が助けているのだった。
ある日光は公園を歩いていると、角から走ってきた女性とぶつかってしまう。 彼女は持っている物を落としてしまった。 すぐさま拾いながら謝り続ける光。 彼は“ミスターごめんなさい”と店長の栗田(小市慢太郎)に言われるほどだった。
彼女はソヨンだった。 彼女の持っていたのは2冊の本と、紙の動物の模型だった。 彼女を見た瞬間美しさと、手に持った二つの物に衝撃が走った。 デビクロ通信の最終回は、“右手に知恵、左手に獅子を従えた女性が現れた時”という物だが、それが現実に現れたと思った光だった。
そしてそれをすぐにアンナに伝えに行く光だったが、その女性の似顔絵を描かせた杏奈は「1日時間をくれれば探してあげる」というのだった。
光の夢は叶うのか?…
いち早く見たクリスマス映画でした。
またどうして杏奈は、そこまで光の世話を焼き、尽くせるのか?
光の本当の気持ちを知っているのは、光の姉・市川実和子演じる里奈だけなのがちょっと切なかったです。
はたして奇跡はどう起きるのか?
榮倉奈々は長身なんで、活動的な役や、男勝りの役、反抗的な役が多く来てしまう感じですが、この作品でもそうでした。 でも最後は…
クリスマスには何かが起きそう、そんなほっこり作品でした。
美しいテ・ソヨン
これが作りたい
鉄工所をやり、ソヨンを手伝っている杏奈
幼いころの光と杏奈、デビクロ通信を読んであげる
これがデビクロ君
杏奈の本当の気持ちは…