2013年作品、チャウ・シンチー監督、ウェン・ジャン主演。
川沿いの集落で遊んでいる父と幼い娘。 父は娘にあまり川の近くにいてはいけないと言い、ちょっと娘にいたずら心で川から突然出て脅かした。 恐がって泣き始めた娘を、川の中からあやしている父に、異変が起きた。 そのことに気がつかない娘は父がふざけていると思ったが、父が沈み、川に血の色が広がり始めて皆異変に気がついた。
導師が現れ、川の中に爆薬を仕込むと、大きな生物に死体が浮き上がった。 「これはこの川に住む妖怪だ。 もうこれで大丈夫」 村の民たちが喜ぶが、一人、それは妖怪ではなく、大きなエイだと主張する男がいた。 彼は僧になるために修行中の妖怪ハンターの陳玄奘(ウェン・ジャン )、しかしせっかく退治したのにケチをつけたとして彼はつるされてしまう。
導師は報酬を貰うとこれで川は大丈夫といい、みな川に飛び込んだ。 しかしそこに本当の妖怪が現れた。 次々に人を食い始める妖怪、その姿は半獣半漁だ。
何とか紐を外した玄奘は、妖怪を陸に上げよと叫んだ。 何とか村の者たちの協力の下、陸に妖怪を上げるとなんと人間の姿の変わってしまった。
そして彼は、妖怪を鎮めるためわらべ歌をうたいだす。 しかしまったく効果が無く襲いかかってきた瞬間、横から一人の女性が現れ、妖怪を一瞬のうちに封じ込めてしまった。
玄奘は師匠のところへ行き、あまり役に立てなかったと言い、食われた物がたくさん出てしまったことを嘆く。 そして自分のわらべ歌の力が無いことを師匠に言うのだが、師匠は今に修行を極めたときにそれは解決するという。
そして次に彼が向かう先は、山奥の料理店だったが、その前に一組のアベックが中に入っていった。 しかしその二人に大きな危険が迫っていくのだった…
これも何度もめちゃくちゃな映像の予告編が流れていました。 時間と上映館の関係で、吹き替えで見てきました。
基本妖怪の作品なので、3人の姿もまだ粗暴で巨悪で、迫力のある感じに仕上がっていますし、結構残虐なシーンもあります。
もちろんチャウ監督なんで、お笑い要素もいっぱい入っています。 ただ、吹き替えの訳がちょっと、日本の今の臭い表現をやっぱりしていて、それはいつも辟易しますね。
吹替えにはやっぱり雰囲気を感じれる人に、訳の監修をしてほしいですね。
映像の迫力はさすがの作品でした。