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記憶探偵と鍵のかかった少女

2013年作品、ホルヘ・ドラド監督、マーク・ストロングタイッサ・ファーミガ出演。
 
他者の記憶に入りこむことができる能力を持つ記憶探偵という職業が、認められた世界。 証言能力よりも信憑性は劣るとされているが、高い解決力により、これを職業として成り立つまでになっている。
ジョン・ワシントン(マーク・ストロング)はこの能力が高く、事件、依頼を幅広くこなしていたが、娘、妻を失い、依頼をこなせなくなりしばらく休養していた。 そんなジョンのもとにセバスチャン(ブライアン・コックス)は久しぶりに仕事を回してくれた。
それは拒食症になった少女の記憶に入り、食事を取らせることだった。 比較的簡単な仕事と言われ、早速依頼主のところへ行くジョンだった。
アナ(タイッサ・ファーミガ)に会う前に、母親のミシェル(サ スキア・リーヴス)から話を聞いた。 彼女はアンを妊娠中に夫を亡くし、今は新しい夫・ロバート(リチャード・ディレイン)と住んでいる。 ロバートはアナにとっては継父で、叔父という扱いだった。 ロバートはこのままでは、アナを施設に入れると言っている。 ただの拒食症ではなさそうだった。
アナは大変聡明な女の子だった。 人の行動を読み、先に言い出すセリフを当ててしまうほどだった。 アナはIQがずば抜けて高く、赤ん坊の頃から変わったところがあり、多くの問題を起こしてきたという。 そのためか母親はアルコールに依存し、だからロバートはアナを施設に入れようとしていた。
寄宿舎で手首を切ったアナは、屋敷に連れ戻され、専属看護師による24時間体制の監視下に置かれていた。 監視カメラはジュディス(インディラ・ヴァルマ)とピーター(ノア・テイラー)とふたりで見ていた。
記憶に入ると、アナは驚いた。 本当にそんなことができるのか半信半疑だったが、彼女はジョンに親近感を持つようになった。
ジュディスはジョンに好意を持ち、二人は夕食を共にする。 彼女のアパートの前まで送るが、ジョンは中には入らなかった。 その時である。 ジョンはアナの姿を見たような気がした。
そして次の日、アナの家で事故が起こった。 ジュディスが何者かに階段から突き落とされ重傷を負ったというのだった。 そしてどんどんこの家に入り込んでいくジョンだった・・ ・
 
“記憶探偵”なんて本当にあったら面白いですね。 設定は大変面白いですので、テレビシリーズにすれば、ヒットしそうな感じです。
ジョン役のマーク・ストロングは、よく見る俳優さんですが、主役級の役は初めて見ました。 そしてなんといっても、謎の少女役のタイッサ・ファーミガですね。 なんとヴェラ・ファーミガの歳のはなれた妹なんですね。 親子かと思いましたが。
私は初めて彼女の出演作品を見ましたが、ちょっと前に「ブリングリング」に出ているんですね。 私は劇場で見れなかったので、これは見たいですね。
不思議な雰囲気を持った女優さんなので、今作にはぴったりでした。
ラストのオチは頷けますが、ジョンの心の隙、傷が刳られていて、ちょっと同情をしてしまう作品でした。
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ジョンは腕のいい記憶探偵だった
 
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セバスチャンはそんな彼に久しぶりに仕事をくれた
 
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アナは不思議な少女だった
 
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アナを監視する役のジュディス
 
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そしてアナの記憶に入っていく
 
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授業の記憶
 
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こうしてジョンは記憶に入っていく
 
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しかしアナにはいろいろ秘密があるのだった…
 
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