ジャック・オブライエン(ショーン・ペン)は実業家として成功していたが、人生の岐路に立つ。 そして深い喪失感のなか、少年時代を回想する。
1950年代半ばの中央テキサスの小さな田舎町で、幸せな結婚生活を送るオブライエン夫妻とジャック、2人の弟たち。 一見平穏に見える家庭だったが、ジャックにとって心安らぐ場ではなかった。
社会的な成功と富を求める父(ブラッド・ピット)は、力こそがすべてだと考える厳格な男で、母(ジェシカ・チャステイン)は自然を愛で、慈愛に満ちた心で子供たちを包み込む優しい女だった。
11歳のジャックは そんな両親の狭間で2つに引き裂かれ、葛藤していた。 父に反感を抱きながら、父に似た成功への渇望や力への衝動を感じ、暗黒の淵に囚われそうになるジャック。 そんな彼を光のさす場所にとどめたのはなんだったのか、数十年の時間を経て思いを巡らすとき、すべてを乗り越えつながり続ける家族の姿に、過去から未来へと受け継がれる生命の連鎖を見出す・・・
で、ちょっと弱音を吐いちゃいましたが(^^) 頑張ってこの作品を見てみました。
私にとっては、こちらの方が見やすかったですね、と言うより監督作品の心構えができていたので、と言う感じでした。
ブラピが厳格な父を演じていますが、意外とこれが嵌っています。 そして女神のような母をジェシカ・チャステイン、キャステイングはいいですね。
やはり前半の部分で、幻想的な映像が多くの時間入ります。 ここで?となっちゃう人が多いでしょうね。 正直、 真剣ににストーリーを追うのでなく、感覚的に、半ばイメージビデオとして鑑賞するのがいいのではという印象でした。
私はあまり先入観を入れずに、特にギンレイホールでの作品はなおさらなんですが、場合によってはこういう監督の作品は傾向だけでも頭に入れといたほうがいいことがあると感じました。
この作品は、ラストも輪廻とかを感じる映像が入っていましたが、なんとなく逆に監督の感じがつかめました。 新作に挑戦できるかな?
厳格な父と息子
何よりも家族を、息子たちを愛する妻
彼は息子たちを彼なりに育てようとしていた
次男は母に似て優しい
父と息子二人
成長したジャック