anttiorbの映画、映像の世界

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奴隷区 僕と23人の奴隷

2014年作品、佐藤佐吉監督、秋元才加、本田奏多主演。

「Blessed」 そう男が叫んだ、周りにいた者立ちは口からマウスピースなようなものを出した。 「これで君たちは自由だ。」 男は言った。 しかし周りのものは、男にすがりつくのだった。
漫然と日々を過ごしていたフリーターの荒川エイア(秋元才加)はメイド喫茶で働いている。 屋上で、タバコを吸いながら休憩中だった。 そこに、しばらく会ってなかった双子の弟・大田ユウガ(本郷奏多)が現れた。
彼らの両親が離婚し、ふたりはそれぞれ父方と母方に引き取られた。 そして二人とももう親とは暮らしていなかった。
ユウガは頼み事で来たのだった。 彼が取り出したのは変はマウスピースのようなものだった。 それが入っていた袋にパスポートのような大きさの説明書が入っていた。
それは、人を奴隷にすることができるスレイブ・コントロール・メソッド通称SCMという器具だというのだ。 限定23個、今はオークションで高値が付き始めているという。 そして彼は2個持っていた。 そして、その注意書きには下記のように書いてあった。
    * ● SCMは他人を奴隷にできる器具です。
    * ● あなたの上の歯は10本ありますか?
  あれば他人を奴隷にできます。
    * ● SCMを歯の裏に装着して使用します。
    * ● SCMをつけた者同士で勝負をします。
    * ● 勝負の方法はなんでもOKです。
    * ● 勝負の内容は仕掛けられた方に決める権利があります。
    * ● 勝者は主人、敗者は奴隷となります。
    * ● 奴隷はどんな命令にも従います。
  但し、「死ね」という命令だけはできません。
    * ● 奴隷は主人に対して嘘はつけません。
    * ● 主人が負けた場合、その奴隷も相手の奴隷となります。
    * ● 主人が変わった時、奴隷は脳の衝撃で嘔吐感に襲われます。
    * ● 主人の《Blessed》という言葉で奴隷は解放されます。
 エイアはにわかに信じられなかった。 しかしユウガはこれで23人を奴隷にし、そして開放してやりたい、だから今からみんな奴隷にするために、戦いに行くので協力して欲しい。 そして仲間を作りたいというのだった。
ユウガは小さい頃から何をやってもエイアに勝てなかった。 特にオセロが彼女は強かった。 そして勉強もできた。 そんな彼女の能力を必要としているのだった。
胡散臭いと思いながら、エイアは一番信頼をしていて、心配をしている弟を放っては置けなかった。
そして残りの21人と勝負をしに行くのだったのだが・・・

AKB48を卒業をして、舞台、レポーター、そして経済番組のコメンテーターと幅広く活躍している秋元才加。 万を持して映画の主演をやりました。 今回は演技派で、数々のテレビ、映画に出演していて、主役も貼れる本田奏多とのダブル主演でした。
彼女の作品は、AKB48時代に撮った準主役の「伝染歌」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5794347.html 以来の大役です。 脇では数本出ていますが、それはおいおい紹介していきたいと思いますが。
人を征服したい欲望、世界征服なんて大それたものでなくていい、誰かひとりでも自分の言うことに絶対服従する奴隷を作りたい。 ちっぽけですが、勝負にさえ勝てばそれが可能になる、そんな発明がされたんですね。
エイアはそんな欲望はこれっぽっちもありません。 しかし何か良からぬ感情を抱いている弟が気になって彼女も参加していきます。
しかし人の欲望は様々なんですね。 恋愛、憎しみ、金、名誉、そして老若男女、世代も問いません。 自分の欲望を満たすためにいろんな輩が参加してきます。
脇には鳥居みゆき斉藤洋介などが出演。 基本死はないという設定ですが、結構痛みを伴います。
女優としての本格的第一歩の作品、ステップアップして欲しいですね。



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双子の姉妹

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頼みごとがあったユウガ

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オセロ対決

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そして二人は勝ち抜いていく

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いろんなペアがいる

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