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ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男

2016年作品、ゲイリー・ロス監督、マシュー・マコノヒー主演。

1862年南北戦争の最中、南軍の衛生兵ニュートン・ナイト(マシュー・マコノヒー)は、負傷兵を陣地まで運び、命を助けるという仕事についていた。 周りからは、前線で戦う事が名誉であったが、彼は奴隷を20人以上所有する農園の長男は兵役を免除されるという新法に憤っていたのだった。
そんな時、他の隊に所属していた甥ダニエル(ジェイコブ・ロフランド)が叔父のことを頼ってやって来た。 彼のため一緒に前線に行き、何とかダニエルを守りながら戦おうとするが、目の前でダニエルは敵の銃弾にやられてしまう。 必死に陣地まで運んでくるが彼は息を引き取ってしまった。 そしてニュートンは遺体を家族に渡すため軍を脱走する。
故郷ミシシッピ州ジョーンズ郡では、物資を徴収する南軍が女たちを苦しめていた。そんな時、幼い息子が熱を出してしまう。 脱走兵の彼は医者を呼びに行くことは危険だった。 酒場の女主人サリー(ジル・ジェーン・クレメンツ)に相談に行くと、彼女はレイチェル(ググ・ンバーター=ロー)という黒人を紹介してくれる。
彼女はイーキンズ家の使用人で、身分証明、外出許可をもらって来てくれた。 一晩彼女が見てくれて、子供の熱は下がるのだった。
そんな時、幼い娘を抱えた母親を脅す騎兵隊が各所で不当な略奪をしていた。 理不尽な取り立てに憤ったニュートンは銃を家族たちに教え、将校たちを追い払う。 しかしそのことで彼らに目をつけられ、妻セリーナ(ケリー・ラッセル)と赤ん坊を置いて逃げることになってしまう。 そんなニュートンを逃がしてくれたのも、酒場の女主人サリーだった。
途中逃げる時に犬にかまれ、足を引きずりながら、彼女の手引きで “沼” の入り口まで行き、そこで待っているとレイチェルが現れ、彼女の案内で沼の奥の 湿原に入ると、そこは逃亡奴隷たちの隠れ場所だった。 モーゼス(マハーシャラ・アリ)が傷を治療してくれ、ニュートンは逃亡奴隷たちと心を通わせる。
反撃を決意したニュートンは銃を手配し、脱走を繰り返したためにつけられたというモーゼスの鉄の首輪を外す。 その大きな音を聞いて駆け付けた捜索隊を攻撃すると、黒人を助けるために白人を撃ったニュートンに逃亡奴隷たちは驚く。
1863年ニュートンが率いる沼の自由反乱軍には逃亡奴隷や脱走兵、元南軍のウィル(ショーン・ブリジャース)やジャスパー(クリストファー・ベリー)も加わっていた。 南軍に資産を奪われた村人たちも集まり、黒人と白人が平等な村が生まれた。
ジョーンズ郡の自由民と名乗り、騎兵隊から物資を奪い返す反乱軍に、南軍は農場を焼 き払うという手で降伏を求める。 ニュートンは拒否するが、農場を守ろうと降伏した父親ら4人が見せしめに吊るされる。
怒りで一つになった反乱軍は南軍を攻撃し、1864 年にエリスビルの司令部を占拠、さらに隣接する3つの郡を奪う。 しかし、北軍に援助を断られたニュートンは、北部にも南部にも属さないジョーンズ自由州の設立を宣言する。 1865年、南北戦争終結するが、新たな戦いが始まった…

ニュートン・ナイトというのは実在の人物で、南北戦争時に黒人と白人を差別せず、独立した部隊を結成、自由州を宣言した人物なんですね。 映画を見るといろいろ勉強になります(^^)
彼は奴隷を持たなかったので、兵役を拒否はできませんでした。 しかし甥の死から彼は今まで心の中でくすぶっていた矛盾に火がついて、故郷のミシシッピ州ジョーンズ郡で、取り立て担当の将校たちに反抗したことから、沼に逃げ込むんですね。
そして妻子もいたたまれずこの地を逃げ出し、彼は沼でだんだんと勢力を作っていきます。 脱走兵や、奴隷たち、そして搾取される農民たちを率い、一大勢力になっていきます。
始めは、たかが沼の逃亡者の集団と高をくくっていたウィルソンというこの地区の司令官もだんだん無視ができなくなってとうとう武力衝突まで行くんです。
監督はゲイリー・ロス、「ハンガー・ゲーム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12223346.html の1作目だけを担当しましたね。 来年公開の 「オーシャンズ8」 が面白そうですが(^^)
主演は最近大作の主演が続いているマシュー・マコノヒー、「追憶の森」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14104324.html 「インターステラー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12423826.html が新しいところですね。 今作は骨太の実在の人物を演じています。
この作品、実は南北戦争終結後の、第2ラウンドの闘いが意外にきついんですね。戦争終結で、奴隷解放となって、めでたしめでたしとはなりません。 特に南部は根強く、奴隷の体質が残り、さらにKKKが蔓延って、過激な黒人狩りが行われていきます。
モーゼスが後半の中心人物になっていきますが、彼の最後が何とも悲しいんですね。
アメリカの悲惨な歴史である南北戦争、物事は形の上では分岐点はありますが、本当に変わっていくのは長い時間がかかってしまうんだなあと感じました。

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ニュートンを頼ってきた甥を守ろうと前線に

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脱走へとなり、沼で一大勢力を築く

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そして南軍と戦い

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自由州を宣言

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妻子も戻ってきて、レイチェルと妻も一緒に住む

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戦争も終わりモーゼスは妻子と再会

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しかし戦いはまだ終わっていなかった

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