anttiorbの映画、映像の世界

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トランセンデンス


科学者ウィル(ジョニー・デップ)は、資金提供を受け妻のエヴリン(レベッカ・ホール)と研究に励んでいた。 彼はあまり華やかなところは好きではなかったが、これはスポンサーからの話なので仕方なく、日ごろ着ない服を着て出かけて行った。 そして彼は講演も任されていた。
そこでまず妻のエヴリンが話をした。 彼女は今の研究で地球を、人を救いたいの熱弁をした。 そしてウィルは淡々とユーモアを交えながら研究の話をした。 彼の研究とは、人工知能が人間の知性を超える現象“トランセンデンス”だった。
ある男が彼に質問をした。 「あなたは神になろうとしているのか?」 彼は 「それはだれしもが思っているのでは?」 と聞き返した。
講演が終わって、帰ろうとした時、反テクノロジーの過激派組織の凶弾が彼を襲った!
すぐに病院に運ばれたウィル、そこには二人の恩師のジョセフ・タガー(モーガン・フリーマン)も駆けつけてきた。そしてこの講演をセッティングした友人のマックス・ウォーターズ(ポール・ベタニー)は一連のテロを調べるためにFBIのドナルド・ブキャナン(キリアン・マーフィー)を連れて来た。
実はこれは同時テロで、アメリカ国内で、人工知能(A.I.)を研究している団体、科学者が一斉に狙われたのだった。 ジョセフの研究所も毒の入ったケーキで皆が殺されたが、彼はたまたま研究に没頭していて、手を付けていなかった。
マックスたちは、ドナルドを世界初の人工知能PINN(ピン)に案内をした。 ここまで開発されているのかと驚くドナルドだったが、今回同じように研究している開発者の一人は殺されてしまった。
過激派テロ組織RIFT(リフト)の中心にいるブリー(ケイト・マーラ)は元研究員だったが、この研究に恐ろしさを感じテロ組織に入っていった。 だから内部の事も詳しかったし、組織の多くには内部に潜入した者が多かった。 今回のテロは綿密に計画された物だったのだ。
軽傷に済んだウィルだったが、実は家に帰ったその夜突如苦しみ始めた。 彼は受けた弾丸は、放射線・トロニウムを帯びた弾丸だったのだ。 体の中から、犯されていく致命的なものだった。 薬では治すことはできない。彼の余命は数週間しかないということだった。
ウィルは残されてしまうエヴリンのためにすべての研究を辞めることにした。 そして彼女の傍にいようとするのだった。
しかしエヴリンはあることを思いついた。 彼の頭脳をスーパーコンピューターへインストールすることだった。 それはテロで命を落とした研究者がもう完成させていた技術だった。
ウィルは残された命をささげ、インストールを決意するのだった…

予告編の画像で、大体の筋はわかりましたが、一番わからないのが、“トランセンデンス”でした。“超越”という意味とされていますが、要するに人間を超越するということか?
人知を超えた存在“神”、冒頭で講演を聞いていた者がそう質問するところから、早くも人間と、それを超えようとする者の戦いが始まります。 形を変えた既得権者と、新興勢力との争い? この部分でそう感じられてしまう感じがしました。
人工知能がどんなに進歩しても、人間の感情が芽生えることがあるのか?作品では、そうではありませんでした。 主人公ウィルをインストールし、データだけでなく人間そのものを移植するという方法を取ります。
それが成功していくことから第2段階に入っていきます。
しかし結局データ内の存在でしかないウィル。 しかしそれを実行していくのは妻のエヴリンでしたが。
SF作品ですが、これはラブストーリーでしたね。 またそれがないと物語が進んでいかない作りになっていました。
アメリカでは不評のようですね。 デップが冒頭で死んでしまうのですから仕方がない? かもしれませんが、SFを期待した人、もうちょっと派手な作品だと思ったんでしょうね。 確かにそうかもしれない作りですが、愛の物語としての部分は、ちょっと儚く悲しいところでしたね。
 
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講演の依頼を受ける
 
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しかし彼らは狙われていた
 
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体を失ったウィルだが
 
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