anttiorbの映画、映像の世界

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ニューヨーク1997

 
1998年、アメリカの犯罪発生率は400%に達した。 マンハッタン島、ここは巨大な監獄となっていた。 世の中は文明に犯され、町には暴力が氾濫し、かつては世界の若者の憧れの地であったニューヨークは、橋と水路には地雷が敷設され、15mのコンクリート壁でおおわれている。 今や巨大な刑務所である。 でも看守はいない。囚人だけの世界、一度入ったら出られないということだった。
1997年のアメリカ。 今日も2人の脱獄犯が爆破された。 容赦ない攻撃だった。
レミー(トム・アトキンス)は報告を終えると警備に戻った。 刑務所長ボブ(リー・バン・クリーフ)のところに緊急の連絡が入った。 大統領(ドナルド・プレザンス)専用機が、過激派にハイジャックされたというのだ。 大統領は脱出ポッドに入り、専用機はマンハッタン島に不時着した。 無法地帯となったマンハッタン島に大統領が入ってしまった。 
中の様子もわからず、下手に大掛かりな救助をしようとするなら、大統領の命も危ない。 どうやら大統領は捕まっているようだった。 そしてボブはスネーク(カート・ラッセル)を呼んだ。 
彼は元特殊部隊員でレニングラード降下作戦の英雄ながら、武装強盗の罪でマンハッタン島に収監される予定だった。 そして彼を、釈放を条件に刑務所内に単身潜入させる事を思い付くのだった。 しかし釈放条件はスネークといえども過酷なものだった。 しかし彼には選択肢はなかった。 単身乗り込み大統領を生きて24時間以内に連れ戻す以外は・・・
 
ジョン・カーペンターとカーとラッセルのコンビは有名ですが、これも薄暗い、犯罪等となってしまったニューヨークに単身乗り込む、屈強な片目の男としてぴったりの配役ですね。
この時代なので、もちろんCGなどないのですが、なかなか胡散臭い連中一杯で面白い作品です。 
大統領を人質にしているという金髪の立った髪の男がいいですね。 ちゃっちいグライダーで潜入するスネークですが、いったんは捕まり、格闘の殿堂だった、マジソン・スクエア・ガーデンでレスラーと殺し合いをするところもまたそそりますね。
ちなみにレスラーは本物でオックス・ベーカーでした。 日本にも来日したことがあります。 見かけ倒しでしたけど。 また大統領役で、「大脱走」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10109399.html で視力を失う偽造屋をやったドナルド・ プレザンスが出ています。
助け出された後の豹変ぶりもまたいい味でした。 1997年という近未来を描いた作品でしたが、さすがにこうはならなかったですね。 続編があると言うことなのでそれも見てみたいと思います。

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かつての英雄だった彼、今は犯罪者

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そして単身彼は乗り込む

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こういう世界を取り仕切っている輩がいる

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レスラーとも戦うはめに

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大統領救出はできるのか?

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