anttiorbの映画、映像の世界

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エスケープ・フロム・L.A.

 
1998年、アメリカの反政府勢力が力を増し国家警察が結成される。 当時の大統領候補は 「罪の都市」 ロサンゼルスに大地震が来ると予言。 
2000年、マグニチュド9.6の大地震が起きる。 その後、憲法が改正され終身任期の大統領(クリフ・ロバートソン)が誕生。 地震でロサンゼルスは島になり、本土から隔絶する壁で囲まれ、警察隊が監視する新生道徳国アメリカの流刑植民地となる。
憲法に従わず市民権を失った者は全員この島に追放され二度と出ることはない。
2013年。 合衆国大統領の娘ユートピア(A・J・ランガー)は、政府が秘密裏に開発した新兵器ブラックボックスを持ってL.A.に逃亡した。
ユ ートピアを陰で操っていたのは、L.A.内に君臨するペルーの革命家クエボ(ジョージ・コラフェイス)で、ブラックボックスを手中にした彼は、L.A.島の全囚人の解放を要求して合衆国政府を脅迫する。
万策尽きた大統領とポリス・コミッショナーのマロイ(ステイシー・キーチ)は、15年前、N.Y.の監獄島から当時の大統領を救出した実績のある重犯罪者スネーク(カート・ラッセル)を、L.A.に潜入させる手段を選ぶ。 彼はクリーブランドで、仲間の裏切りに会い逮捕されていた。
16年前に当時の大統領を救った彼だが、逮捕された後はすっかり過去の人となっていた。
大統領、マロイ、ブレイゼン(ミシェル・フォーブス)はホログラフを使い、説得するのだが、決め手はスネー クの体内に殺人ビールスを注入させ、10時間のタイムリミットの間に解毒剤と引き換えにブラックボックス奪回させるという手を使ったことだった。
スネークに選択権は無かった。 娘はどうするかについては、大統領は冷酷に殺せというのだった。 再び無法地帯に向かうスネーク・プリスキン、果たして10時間で彼はブラックボックスを取り戻し戻ってこれるのだろうか?…
 
ニューヨーク1997http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11610165.html から15年後の公開のこの作品、一応続編ということですが、過去の彼の活躍が話されるだけで、スネーク以外は誰も再登場はありません。
今回の舞台はL.A.ですね。 製作時の時代もあるのでしょうが、前作はB級感満載で、映像も荒く、というか映像化しづらいシーンが多かったですが、さすがに90年代ですから、特撮シーンはそれなりになっていました。
暗い感じで、独特な雰囲気を醸し出していた前作に比べ、今回は見やすい点もあるんですが、その分軽く感じられました。 展開も早く、ちょっとスマートになった感じですね。
また悪の巣窟感も前作に比べると小ぶりになっています。 ただ、始めに捕まる施設がちょっと特異な感じでしたね。 大地震の設定や、途中津波シーンがお笑い的に使われていて、ちょっと日本人には適さないところですが、これはこれで私は結構ツボな作品でした。
前作と続けてみるとまた面白いかもしれませんね。

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かつての英雄スネーク・プリスキンだったが

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監獄島L.A.にマロイはスネークに行かせることにした

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ここもやはり悪の巣窟

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監獄島のドン・クエボ

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お調子者のエディ、彼もここでしたたかに生きている

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