anttiorbの映画、映像の世界

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60セカンズ

2000年作品、ドミニク・セナ監督、ニコラス・ケイジ主演。
 
日曜の午後11時58分、キップ(ジョヴァンニ・リビージ)たち3人はタンブラー(スコット・カーン)の情報を頼りに目当ての車の所に来た。 それはショーケースの中だった。 これでは盗めない。 しかしキップは大胆にも煉瓦でガラスを割り、堂々と盗んでしまった。 途中カップルを挑発し、スピードを出したところをパトカーに見つかってしまう。 何とか仲間の所にたどり着いたキップだが、ヘリで追跡されていた。 盗んだ車のキーをすべて抜き彼らは逃げ出した。 
キャッスルベック刑事(デルロイ・リンドー)が駆けつけたときは、キップたちは逃げた後だったが、そこに在った車のどれも高級車で、盗難防止装置を破壊していないことが分かった。 そしてどれも電子キーじゃないと動かない車でもあった。  この手口にキャッスルベックは思い当たる節があるのだった。 彼はそこで割れた破片を持ち帰った。
高級自動車専門の窃盗をしていたメンフィス(ニコラス・ケイジ)は今では足を洗って子供相手にカートレース場を経営していた。 そこに昔の仲間のアトレー(ウィル・パットン)がやって来た。 彼はキップの所にもいた。
キップの命が危ないと彼は言う。 キップは今も車泥棒をしていて、地元を牛耳るカリートリー(クリストファー・エクルストン)の仕事を受けたが、失敗しこのままだと殺されてしまう。 アトレーも今はカリートリーの下で働いていると言う。
カリートリーに会いに行くメンフィスだが彼は殺される寸前だった。 カリートリーはキップの命を救うのはたった一つ、本来ならカリートリーを経て船積みされるはずだった高級車50台を出航までに集め、積み込まむというものだった。 期限は4日後の午前八時、カリートリーは英国と仏国から追放されアメリカに渡って来たのだった。 メンフィスは条件を飲むしかなかった。
そして彼は昔の仲間を当たりはじめるのだった。 真っ先に行ったのは今は車の修理屋で堅実にやっているオットー(ロバート・デュヴァル)の所だった。 断られても仕方がなかったが、オットーはメンフィスのために話に乗った。 そしてドニー(シャイ・マクブライド)、スフィンクスヴィニー・ジョーンズ)、そしてかつての恋人スウェイ(アンジェリーナ・ジョリー)も参加してくれた。 そしてキップのダチたちも。 果たして期限までに50台できるのか? 
しかし早くもキャッスルベック刑事は嗅ぎつけていたのだった…
 
この作品は爽快な泥棒劇ですね。 やんちゃな弟役にジョヴァンニ・リビージ、昔の恋人にアンジェリーナ・ジョリー、母親役のヘレンにグレイス・ザブリスキー、そしてなんといっても頼れる相棒であり、父、兄のようなオットーにロバート・デュヴァル、なんと贅沢な配役でしょう。
またチャラい奴はチャラく、重い奴は重くで適材適所でした。
刑事役のデルロイ・リンドーがまた渋いですね。 深みのある役で、ラストが粋でした。 まあ突っ込みどころでもあるんですが。
今だとちょっとそろわない感じのキャスティングですが、カーアクションも結構良かったし、すべて良しのエンディング爽快作でした。

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再び昔の危ない仕事を

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かつて付き合っていたスウェイ

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彼女も協力してくれる

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はたして車を揃えられるのか?

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