anttiorbの映画、映像の世界

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ハングリー・ラビット

 
隠しカメラで、何かの組織について話す男。 しかし核心部分については口が重く、そして逃げるようにして部屋を出て行ってしまった。 しかしその男はその後、車に乗った直後、屋上の駐車場から落とされて死んでしまった。
高校教師のウィル(ニコラス・ケイジ)は音楽家の妻ローラ(ジャニュアリー・ジョーンズ)と上手くいっていた。 この日は二人で外食をして、同僚のジミー(ハロルド・ペリノー・ジュニア)夫婦と遊んで、それから帰宅した。 普段はあまりしないのだが、彼は妻にネックレスのプレゼントをした。 妻のローラはとても喜んでいた。
彼は国語の教師だった。 上手くやってはいるが、なかなか手のかかる生徒もいた。 学校が終わった後、チェスをやることもあった。
その日は妻は一人で仕事から帰るのだったが、この日は最悪の日になってしまった。 駐車していた車に乗り込んだローラは、後からつけてきた男に銃で脅され、暴行を受けてしまったのだった。 
チェスをしているときは携帯を切っていたジミーは、急いで病院に駆け付けた。 ひどい殴られかたをした妻は一切口をきこうとしなかった。 泣きながらベッドに寄り添うことしかできないジミーだった。
待合室で呆然としているジミーに見知らぬ男(ガイ・ピアース)が話しかけてきた。 彼は警察でないと言い、ローラを襲った男も居所は掴んでいるというのだった。 そして変わって彼を始末してやるというのだった。
金は取らない、ただちょっと後で用事をしてもらうだけという。 にわかに信じられないジミーだが、このまま警察に任せておいても時間がかかるだけで、その間ローラの身体的苦痛は大変だと言われる。 そしてOKなら、自動販売機でチョコレートを二つ買えと言って男は去った。
ジミーは迷った挙句、自販機で買ってしまうのであった。 そしてその夜犯人の男が殺された。 しかし報道は自殺として新聞に載ったのであった。 そして謎の男からの電話が鳴り始めた…
 
公的機関には任せておけない被害者たち、その気持ちを逆手に取った商売なら、日本では “必殺シリーズ” ですよね。 あれも暗殺の組織ですが、あれは金をとりますよね。 結構高い金額でした。
この組織は基本、金をとりません。 あくまでも組織に対する恩返しで成り立っているんですね。 
この暴行犯を殺した男も素人でしたし、後半でジミーが襲われた男も弱そうなおっさんでした。 ですから必ず仕事を達成するとは限らないってことですよね。 ただ、恨みを晴らしてもらった者たちの絆? それが結構なところに張り巡らされているところが、ちょっと不気味でした。
まあ突っ込みどころはいろいろあるんですが、もう少し細部に気を使うと、もっと仕上がりのいい作品ができたのではと思いましたが、 あまり完成された殺人結社にしてしまうと、主人公の逃げ場がありませんよね。 
設定は面白く、上手くいくと組織の主要メンバーは何もしなくておいしいという都合の良さもありますね。 でもどこから金が出るんでしょうかね?



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妻が襲われた

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痛々しい姿になった妻は話すことを拒否した

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そこに現れた謎の男

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そしてかかってくる電話

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妻の復讐の見返りに仕事をさせられる 拒否すると…

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