anttiorbの映画、映像の世界

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ハンナ

2011年作品、ジョー・ライト監督、シアーシャ・ローナン主演。
 
ここはフィンランドの雪深い山奥。 鹿に狙いを定め矢を射る少女。 見事当たったが、心臓を外してしまい鹿はしばらく走った後に倒れ込む。 銃で止めを刺してあげた。 後ろから近付いてきた男と格闘になる。 男にはかなわない、鹿を一人で運べと言われた。
男は父でエリック(エリック・バナ)といい、彼女の名はハンナ(シアーシャ・ローナン)。 小屋に戻ると父からどんな時でも気を抜くなと言われ、あらゆる言葉で話すことを強いられる。 英語から始まり、ドイツ語、イタリア語、スペイン語も話すことができるようだ。
倒した鹿は食料用で55kgあった。 エリックはここで、ハンナにいろんなことを教えていた。 体術だけでなく、語学も勉学も、そして一応の外の世界の事も。 そして彼女は言う 「もう行ける、準備はできた」。 本の中には女の人の写真が挟まっている。 それをじっと眺めるハンナであった。
ハンナは、ある設定を覚えさせられていた。 ドイツの住所、学校、友達、趣味、得意な物すべてそれは経験したことの無い物だったが、すぐに答えられるようにだった。 そしてある日ハンナは父に勝った。
上空を飛行機が飛んだ。 初めて見た飛行機に興奮して小屋に帰ると、父がある機械を出していた。 それは発信機だった。 それを押すとマリッサに居どころが解ってしまう。 ここを出ていくならスイッチを押せと言うエリック。 しかし押したら最後、殺すか殺されるかだとも言われる。 そして父とは離れ離れになるというのだ。
別の日、狩りからエリックが帰ると、ボタンが押されていた。 そして二人は最後の一緒の食事をして、エリックは髭を剃り、スーツに着替え出て行った。
ちょうどその頃、CIA本部では、フィンランドから信号をキャッチしていた。 CIA捜査官マリッサ(ケイト・ブランシェット)は早速’94年に消えた元ロシア諜報員のエリック・ヘラー確保の命令を出した。 
上層部はインターポールに任せろと言うが、彼女は頑なに自ら動くことを主張した。 そこには意外な計画が過去にあったからだった…
 
シアーシャ・ローナンは大体1年に1本のペースで映画出演をしています。 「エンバー 失われた光の物語」では瑞々しい少女役、 「ラブリーボーン」では悲劇の殺された少女役。 そしてこの作品では、凄腕の生きている殺人兵器でした。
さいころから鍛え、教え込めばこうなるのでしょうか?まあそれは見ていくとわかるんですが、彼女がどうして生まれてきたかがすべての鍵になっています。
執拗に彼女を追うCIAの女エージェント・マリッサにケイト・ブランシェットが起用されていますが、彼女は氷のような女の役も上手いですね。 一連の「ロード・オブ・ザ・リング」のガラドリエルのイメージが強いですが、もっといろいろできるんでしょうけどね。 でも「ホビット」も始まってしまったし、しばらくはあまり他の出演は減るんでしょう。 これは初めとラストが重なるという面白い作りになっています。 是非冒頭のシーンを覚えておくといいですね。
 
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あらゆる訓練を受けたハンナ
 
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教えるのは父
 
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旅立ち?の日が来たハンナ
 
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ハンナが動きだしこちらも動き出した CIAのマリッサ
 
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そして命を狙われるハンナ
 
 
 
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