anttiorbの映画、映像の世界

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危険なプロット

 
かつて作家を志したものの、今は高校の国語教師として働くジェルマン(ファブリス・ルキーニ)は、生徒たちの凡庸な作文にうんざりしながら添削する日々を過ごしていた。  
ところが新学期を迎えたある日、1人の生徒が書いた作文に心を奪われる。 その生徒はクロード(エルンスト・ウンハウワー)、彼の得意科目は数学だったが、何故か今回彼が書いてきた作文はジェルマンの心を捉えたのだった。
妻ジャンヌ(クリスティン・スコット・トーマス)は画廊をやっていた。 しかしなかなかいい作品を集めるのに苦労をしている。 芸術というよりキワモノが多い。 そんなジャンヌも、クロードの作文の読者でもあった。
その作文に登場するのは、数学が苦手なクラスメイト・ラファ(バスティアン・ウゲット)という少年で、彼に数学を教えるために、彼の家に頻繁に行くのだが、その情景を書いているのである。 もちろんそれは事実だった。
ラファは一人息子、父のラファ・アルトール・ペール(ドゥニ・メノーシェ)、母のエステル・アルトール(エマニュエル・セニエ)の3人暮らしだ。 二人が勉強居ていると、父がバスケットボールを見ようと言ってきた。 リビングで見ているとき、母はテレビには興味がなく、インテリアの雑誌を読んでいる。 しかしだいたいそんな時、アルトールに電話がかかってくる。 上司からの電話ですぐさま出かけていくのだった。
そしてクロードはどんどんその家庭の中に入っていく。 そしてジェルマンはそんな彼を毎日、放課後に残し、作文の添削をするのだった。 しかしある日ラファに家庭教師を付ける話が出てきた。 そうなるとクロードは必要なくなる。 ということは、作文が終わるということでもあるのだった。 ラファの数学の点数を上げなければならない。そしてジェルマンのとった行動は・・・
 
なかなか不思議な作品ですね。 クロード役のエルンスト・ウンハウアーはなかなかのイケメンで、謎の少年をうまく演じていました。 本来彼がやりたい科目は数学なんですが、作文(というか行動レポートのようなものですが)にジェルマンが食いついてきたことから、彼はラファ家に深入りしていくのです。 
しかし彼の家庭はどうなっているのか? それが描かれるシーンはワンシーンだけでした。 でもそのシーンがあることからクロードの隠された暗い部分がわかるんですね。
妻役で、クリスティン・スコット・トーマスが出ていますが、彼女の「サラの鍵」は良かったですね。 いずれ記事をアップしようと思いますが、なかなかいい味を出す女優さんですね。
ジェルマンの最後の姿は哀れですが、終わり方も不思議な感覚に包まれた物語でした。(G)
 
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不思議な作文を書いてきたクロード
 
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その作文に魅了され、クロードに介入していくジェルマン
 
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妻のジャンヌは画廊をやっている
 
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彼が入っていく家庭
 
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しかしそれはジェルマンをも引き込んでいくのだった
 
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