女性の悲鳴が聞こえ、いきなり襲われた男、目が覚めた。 ここは一体、どうやら地下空間みたいなところだった。 同じ服を着せられた男女がつどっている、いや隔離されているのか?
訳が分からない。 記憶がない。 ブザーが鳴る。 「これよりデスゲームを開始いたします。」 女の声の放送が入った。 「まずは皆さんにかくれんぼをやってもらいます。」
上空の画像にFirst stageと表示された。 番号と名前が呼ばれた。 鬼から逃げながら、隠されているカードキーを見つけ出して脱出するのがルールと言う。 30秒以内に隠れることを言われ、皆が散っていく。
足が不自由な男を助けながら、急ぐのは徳永翔大(松坂桃李)、足に保護具を付けているのは岩井大吾(井上正大)だ。
早くも鬼に一人捕まったようだ。 仮面を付けた男が鬼らしく、容赦なく踏みつけ殺してしまう。 二人はカードを見つけるが、その瞬間後ろから鬼が襲い掛かってきた。 徳永は鬼と戦いその隙に岩井を逃がすのだった。
階段の絵の謎を解きカードを見つけたのは遠藤涼子(真野恵理菜)だ。 しかし後ろから来た男・海東蔵之助(加藤慶祐)にカードを奪われてしまう。 何とか鬼を追い払った徳永は倒れていた遠藤を見つけるが、二人はキーを持っていない。
ひとり、また一人鬼に殺されていく者たち。 何とか1枚見つけた二人だが、カードで通れるのは一人だけ、遠藤だけが通り抜けた。 そこに2枚のカードを持って岩井が現れた。 しかし鬼もつけてきていた。 ここでも徳永は鬼を追い払いドアを抜けようとしたその時、鬼に手を掴まれた。
しかし鬼の手がドアに挟まれ、その手はもげた。 なんと機械の手だった。 何とかステージを抜けたのは9人、犠牲者は4人だった。
最後に残るのは誰か、そしてこれは何のためのゲームなのか?…
短い作品のつなぎ合わせなので、通して観るとちょっとギクシャク感はありますが、こういう謎解きだったり、戦いだったり、心理ゲームだったりの設定は、連続ドラマ作品では効果があるでしょうね。 ただ惜しいところは、設定がわかりづらく、相対する組織の構図が今一つぼやけていますね。
また、ゲームが閉鎖空間なので、外の世界を把握するのが難しく、ところどころ失われた記憶の断片が出てくるのがちょっとぶつ切り感があります。
ラスボスはちょっと意外感が出ているところは良かったですが、対決シーンがちょっと弱い感じがしました。
続編ありきの様なラストでしたが、果たしてできるのか? ちょっと今後同じキャストはそろわない作品だろうと思いました。
鬼から逃げるゲーム開始
紅一点の女性・遠藤涼子
そして足の動かない岩井
生き残っていく涼子
生き残るのは誰?
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