anttiorbの映画、映像の世界

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ロード・オブ・ウォー

 
膨大な弾丸の前に立ち尽くす男がいた。 彼の名前はユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)。 彼は言う、「いま世界には5億5000万の銃がある。12人に一丁だ。 目指す世界は1人一丁だ」
彼はソ連崩壊前のウクライナに生まれた。 少年時代にユダヤ系と偽ってアメリカに家族で移住。 20歳まではNYのリトル・オデッサにいた。 弟のヴィタリー(ジャレッド・レト)とくすぶっている毎日だった。
儲からないレストランを開業していたが、治安の悪いこの町は、殺人事件はしょっちゅうだった。 そこかしこで銃が乱射されていた。 そして彼はひらめいた。 この銃を売ればいいのでは?
そして調べるほど彼は熱中し始めた。 もちろん買う相手はその種の人間なので、危険いっぱいだ。 しかし彼は暴力から逃げるよりも、飛び込む方を選んだのだった。
そして彼は武器の売買の商才があったし、それは自覚もしていた。 弟と組み、だんだん大きなものに手を付けようとしていたが、1983年、ベルリン兵器フェアで、現実も思い知らされた。 
冷戦真っただ中で、政府間が主の取引が多く、新参者はなかなか入り込めない。 そしてこの世界でも大物がいた。 シメオン・ワイズ(イアン・ホルム)という人物だが、彼らは鼻にもかけてもらえなかった。
しかし彼はしぶとく、コネを徐々に作っていくのだった。 そう合法でなく、非合法で儲けの大きい物に、武器を流していくのだ。 賄賂を使い、敵から敵へ、時には打ち合いの銃は両方とも彼の売った銃であることもしばしばだった。
刑事ジャック・ヴァレンタイン(イーサン・ホーク)はそんなオルロフたちと遭遇した。 とっさに輸送の船の船名を変え何とかやり過ごした。 しかしこれが彼との長い追いかけっこの始まりとなった…
 
ガタカ」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7648338.html 「TIME/タイム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8014209.html とSF的な監督作品を見ましたが、これはうって変わった現実の銃をはじめとする、死の商人の武器売買を取り上げた作品です。
世界は、平和になればなるほど、経済的に潤うかというと、必ずしもそうではないのが現実です。 日本だって、戦後の大変な時期に、隣で朝鮮戦争が勃発したから、その流れに乗って高度経済成長に繋がっていったのは、否定できないところです。
そう闘いのあるところに、経済発展? があるのは紛れもない事実で、金になるのです。 
この作品はそれを端的に表し、皮肉っている物語で、ほぼ事実でしょう。 こんな商才がある人間は限られているでしょうし、よほど心臓に毛が生えていないとできませんね。 そして家庭など持てない事でしょう。
実際この後彼は結婚し、子供まで授かりますが、弟は耐えきれず薬に落ちて行ってしまいます。 またラストも象徴的でした。 
見たくない現実ですが、まぎれもない事実で、そんな本物からの取材の上でできた今作品、これも問題作ですね。



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ユーリー・オルロフは武器商人、もって生まれた商才で伸し上がっていった

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出会ったエヴァ、彼女を一目で好きになった

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家庭まで作ってしまうオロノフ

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しかし際どい相手との付き合いは多い

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そして船上で、刑事のジャックと遭遇した

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