anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ショート・サーキット

 
ノヴァ・ロボティックスは世界最先端のロボット開発会社である。 
社長のマーナー博士(オースティン・ペンドルトン)以下、クロスビー博士(スティーヴ・グッテンバーグ)、べン・ヤビタヤ博士(フィッシャー・スティーヴンス)ら有能な人材が揃っている。 
戦車や、軍用トラックが走っている演習地。 一撃のもとに、それらをビームで破壊する圧倒的な迫力。 彼らが完成させたのが、来るべき最終核戦争に備えて作られた無敵のロボット部隊だった。
あっという間に殲滅した兵器は、自ら成果を示し、ノヴァ社の社長を紹介した。 
「未来の防衛構想に必要な世界一のロボット兵器です」 マーナーは高らかに宣言した。 このロボットはどんな環境でも大丈夫と言う。 
天候が悪くなってきたので、続きは研究所でと言い、皆は移動するのだが、早くも支援を申し出る人も現れた。 
開発者のクロスビーは人前で話すのは苦手だった。 外で充電していた5機だが、そこに落雷があった。 まともにくらったのはNO.5だった。 なんともないと思ったのだが、実はNO.5は行動がおかしくなっていた。 列に遅れ、外に行く車に乗ってしまい施設の外に出てしまった。
一機足りないことに気づいたノヴァ社は、大変なことになったと思い、すぐに回収に向かう。 最強兵器のロボットが、もしビームを発射したら、しかしNO.5はなんでもインプットしたがるようになってしまった。 
そして出会ったのが移動レストランを経営するステファニー(アリー・シーディ)だった。  彼女の車の上に落下し、彼女はNO.5を見てエイリアンだと思ったのだった。 果たしてNO.5はどうなってしまうのか?・・・
 
アリー・シーディは、「ウォー・ゲーム」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/760742.html のヒロイン役でしたね。 この作品も彼女の代表作となっています。
3年後の作品ですが、CGのない時代に、ロボット作品というのは手間とお金がかかったでしょうね。 一番の大変さは、やっぱり主人公のNO.5だということです。
落雷により、心が生まれ、心通わせる女性とめぐりあう、なんか恋心に近いものも感じますね。 はじめは赤ん坊のようなNO.5ですが、驚く程の記憶力でどんどん学んでいき、最後には人間さえも欺けるほどになりますが、なかなかの冒険譚、成長譚ですね。 
無機質なロボットにだんだん感情移入されていくさまは、登場人物だけでなく、見ている側にも言えます。 
これがもとになった作品も結構あるような気がしますが、今は簡単にCGでできてしまうことから、当時これを作ったスタッフは大したもんだと思います。
これは続編も制作されていますが、それは次回に。


イメージ 1
落雷に遭い施設を飛び出した№5

イメージ 2
ステファニーと出会うNo.5

イメージ 3
初めはエイリアンと思った彼女だが

イメージ 4
段々と心を通い合う

イメージ 5
№5もどんどん吸収していく

イメージ 6