2015年作品、S・S・ラージャマウリ監督、プラバース ラーナー・ダッグバーティ アヌシュカ・シェッティ タマンナー出演。
古代インドの大国のマヒシュマティ王国の女性シヴァガミ(ラムヤ・クリシュナ)は、赤ん坊を守るために滝の下に降り追手の兵士を殺し、付近の村に向かおうとするが、足を滑らせて川に落ちてしまう。 シヴァガミはシヴァ神に 「自分の命と引き換えに赤ん坊の命を救って欲しい」 と祈りを捧げ高々と赤ん坊を水の上に掲げ、そのまま息絶える。
翌朝、赤ん坊の泣き声を聞き村人が集まり、赤ん坊を川から助け出し、シヴァガミは滝の上を指差したたままに川に沈んでいく。 村人たちは赤ん坊を滝の上に返そうとするが、村長の妻サンガ(ロヒニ)は 「赤ん坊は子供が生まれない自分への神からの授かりもの」 と主張して拒否し、滝の上に通じる洞穴を封印してしまう。 サンガは赤ん坊に 「シヴドゥ」 と名付け、自分の息子として育てることを決める。
25年後、シヴドゥ(ブラバース)は逞しい青年に成長するが、成長と共に滝の上の世界に興味を抱くようになり、毎日滝をよじ登ろうと試みていた。 サンガはシヴドゥの滝登りを止めさせるため、導師の助言でシヴァ神の石像に水をかける願掛けを行う。 しかし、願掛けを一人で1,000回行わなければならないことを知ったシヴドゥは、シヴァ神の石像を担ぎ上げて滝に沈め、水をかける手間を省かせる。それ以来、シヴドゥは滝登りを止めたためサンガは喜ぶが、シヴドゥは滝から落ちてきた仮面に夢中になっていた。 その仮面が女性の物だと知ったシヴドゥは 「持ち主の女性に会いたい」 と願うようになり再び滝登りを再開し、女性の幻に導かれて遂に滝の頂上に到達する。
滝の上に到達したシヴドゥは付近を散策し、そこで探し求めていた女性アヴァンティカ(タマンナー)を見つける。 アヴァンティカは仲間と共にマヒシュマティ兵を皆殺しにし、兵士から宮殿に向かった仲間が死んだことを聞き出す。 彼女は、暴君バラーラデーヴァ(ラーナー・ダッグバーティ)に捕らえられ幽閉の身のデーヴァセーナ王妃(アヌシュカ・シェッティ)を救い出そうとするクンタラ王国一党に所属していた。
アヴァンティカは死んだ仲間に代わりデーヴァセーナ救出の任務を任されるが、彼女の手にシヴドゥが密かに描いたタトゥーがあったことから 「色欲に惑わされる者には任せられない」 と言われるが、彼女の情熱を感じ取ったリーダーはそのまま彼女に任務を任せる。 アヴァンティカはタトゥーを描いた者を殺そうと待ち構えるが、シヴドゥは再び彼女に忍び寄りタトゥーを描いて去っていく。
シヴドゥは雪山で野宿をしているところをアヴァンティカに襲撃される。 シヴドゥは逃げながらアヴァンティカにアプローチをかけ、次第に彼女の心を掴み、二人は愛し合うようになる。 しかし、アヴァンティカは王妃救出の使命を思い出し、シヴドゥを置いてマヒシュマティに向かうが、途中でマヒシュマティの兵隊に捕まってしまう。
兵士たちはアヴァンティカを殺そうとするが、駆け付けたシヴドゥに全滅させられる。その際、兵士の一人が彼を見て 「バーフバリ」 と呟き許しを請う。 シヴドゥとアヴァンティカは追手から逃れるために雪崩を起こすが、予想を上回る規模の雪崩が発生し、命からがら雪山から脱出する。
シヴドゥはアヴァンティカに代わり王妃の救出を引き受け、単身マヒシュマティに乗り込む。のだった・・・
やっと見れたこの大作、地元の2番館で一気上映をしてくれました。
監督はS・S・ラージャマウリ、「マッキー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10570015.html の監督ですね。
主演のシヴドゥ役はプラバース、本国では多くの出演歴がありますが、今作と続編で一気に世界的な俳優になった感じですね。
敵役ではラーナー・ダッグバーティ、彼もこの作品で初めて観たことになります。
そして大事な女帝役でラムヤ・クリシュナ、日本公開の作品に出演歴がありますが、私は初見の女優さんでした。
今作でのヒロインはタマンナー、彼女のダンスもいいですね。 でも戦士なんですよね。
物語は、いきなり子どもを救うため自らの命を差し出す女性から始まります。 いったい赤ん坊は誰なのか? その赤ん坊が25歳となり、自分が何なのかをだんだん知っていくお話になっています。
滝上には何があるのか? 洞窟がふさがれ向こうの地に行くには滝の上に行って超えなければなりません。 何度やってもうまく行かないシヴドゥでしたが、ある日上から仮面が落ちてきます。 この大きさから持ち主は女性であることを感じ、シヴドゥは一気に登り果たします。
そして出会った女性が運命の人となるんですが、そして彼女の指名を手伝い、助けにいくんですが、そこでとうとう。
壮大な前編ですが、大きな謎を投げかけて終わるラスト、これは後編がゾクゾクしますね。