anttiorbの映画、映像の世界

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ヘルタースケルター

2012年作品、蜷川実花監督、沢尻エリカ主演。
 
全身包帯姿の女。 包帯を外すと、そこに現れたのはりりこ(沢尻エリカ)だった。 トップモデルとして芸能界の頂点に君臨し、人々を魅了するりりこは、雑誌、テレビ、ネットとあらゆるところへ露出している。 
検事の麻田(大森南朋)は美容クリニックの違法な医療行為を調査している。 被害者からの訴えがだんだん多くなっている事件があるのだった。 麻田は今絶頂のりりこもこの手の美容クリニックでそうなったのではと、検察庁事務官の保須田久美(鈴木杏)に言うが、まさかと返す保須田だった。
りりこはもう女王様だった。 マネージャーの羽田美知子(寺島しのぶ)はそんなりりこのわがまま放題の仕打ちに、じっと耐えるのだったが、不思議と憎しみは感じていないようだった。 
りりこは大企業・南部デパートの御曹司・南部貴男(窪塚洋介)と付き合っている。 楽屋に入り込んでは、他の者たちをシャットアウトしては体を求めあう二人だが。 りりこはそんな時でも仕事を取るために、ほかの男と寝ることをいとわないのだった。 りりこの秘密を知っているのは、社長の多田寛子(桃井かおり)と一部の者たちで、あとは箝口令が敷かれていた。
ある日りりこは額の傷が気になった。 りりこは不安になりすぐに社長と和智久子(原田美枝子)のところへ行きすぐに処置をしてもらった。 和智久子こそりりこを作った美容クリニックの院長なのだが、ここが問題のクリニックなのだった。 りりこは絶えず自分の存在に一種の怖さを持っているのだった…
 
昨年の話題作のこの作品、やっと見ました。 ほんとに沢尻エリカのための作品ですね。 全身整形云々はさておき、それ以外の芸能生活は何か彼女の自伝みたいな感じはだれしもするのではないでしょうか? まあ地の部分で演じたところも結構あったように見えてしまいますね。
寺島しのぶがある意味珍しい役をやっていましたね。 どちらかというと強い役が似合う彼女が、ただひたすらマネージャーとして、また憧れの存在としてのりりこを必死に守る健気な役でした。 
35歳で綺麗でない女、でも彼氏がいて何とか生きている感じが強い美知子ですが、そんな彼女の気持ちをもてあそぶりりこに対しても、それでも献身的に尽くす姿なんかいじらしくもありました。 
憧れと言っていますが、もしかすると母のような感覚さえも持っていたような感じもしました。 物語云々というより、新しい沢尻エリカ誕生の作品でしたね。 でももう昔みたいな役はできないでしょうね。 昔の彼女の作品が好きでしたけど。




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包帯を取ると

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カリスマのりりこ

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忠実な秘書・羽田

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しかし彼女の体は

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作られたものだった

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