徹夜明けで署に行くと、警部補が呼んでいて、証人護送の任務を下される。 キーナンという刑事の仕事だったが、事故渋滞にはまってこれないからだと言う。
夜勤明けで嫌だと言うが、命令だと押し切られてしまった。 それは証人の囚人エディ(モス・デフ)を、留置所から16区画離れた裁判所まで連れて行くという、15分もあれば済む簡単な仕事だった。 スーツを着せろと言うエディ。 絶えず彼はしゃべっている。
やる気のないモーズリーは、途中車を止め酒を買いに行く。 裁判所に10時までに行かなくてはならない。 今は8時11分余裕たっぷりだからだ。
誰が襲ってくるのか? 訳が分からないモーズリーだったが、やっとかつての彼の相棒フランク(デヴィッド・モース)のチームが応援に来た。 しかし、フランクたちはエディを殺そうとするのだった。 そう、エディを狙っているのは、ニューヨーク市警の刑事たちだったのだ。
彼らの暴力的な行為が明るみに出ないため、証人であるエディを行かせないということだったのだ。 モーズリーはエディを助けてしまう。 そして二人は裁判所までの16ブロックを決死の覚悟で逃げることになった…
リーサルウェポンシリーズのドナー監督ですが、これは枯れた演技をウィリスにさせた秀作ですね。 同僚刑事で、戦うことになってしまったフランクにデヴィッド・モースを起用していますが、彼の起用はドンピシャでした。
決してほめられた刑事ではないモーズリーですが、一番信頼し、彼を励ますのは護送されているエディと、妹のダイアンでした。 妹は兄のことを心配もし、信用もしているので、決死の覚悟で兄を窮地から救います。
絶体絶命のバスシーンでの脱出の仕方は見応えがありました。 普通に行けばものの15分足らずがこんなに長くなる設定も面白く、これはお勧めの作品ですね。
ラストのケーキはちょっと泣かせました、良い作品です。
人生半分以上投げていたモーズリーだった
護送していた囚人が襲われ、
フランクが助けに来る
しかしエディを殺そうと
間一髪エディを救い出し、目的地までの逃亡が始まる・・・