anttiorbの映画、映像の世界

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ジャンゴ 繋がれざる者


手足を鎖でつながれ、数人の黒人奴隷が歩かされている。 1859年アメリカ南部、南北戦争の2年前のこと。
夜、森の中奴隷を引き連れている二人の奴隷商人の前に、馬車に乗った男が現れた。 歯科医のキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と名乗り、奴隷の中である3人兄弟を知っている者がいないか尋ねてきた。
胡散臭い男の登場に訝る商人だが、その中で知っているという男がいた。 ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)と名乗る男にシュルツは、この男を買いたいという。 売る気はないと言い銃を突きつけた瞬間、シュルツは一人の男の頭を打ちぬき、、もう一人の馬を撃ち、男は足を潰された。 死んだ男の馬に乗せ、ジャンゴは晴れて自由の身に解放された。
シュルツは歯科医であったが、今は賞金稼ぎで食っている男だった。 次の町に行くと、黒人が馬上にいるだけでどよめきが上がる。 そして酒場に入ると店主は一目散に保安官を呼びに行ってしまった。
呼ばれてきた保安官は、ちょっと胡散臭い男。 シュルツは容赦なく、保安官を打ち殺した。 酒場の店主は今度は連邦保安官を呼んできた。 しかしシュルツは落ち着いて、この保安官と言っていた男は、偽名を使った犯罪者だ。
手配書を見せると連邦保安官は納得した。 一部始終を観ていたジャンゴは、シュルツは賞金稼ぎをしているのを知った。
そしてジャンゴはシュルツのの助手として行動することになった。 しかしジャンゴはある目的をシュルツに打ち明けるのだった。 それは・・・

165分の長い作品ですが、さすが映画の子・タランティーノです。 全く退屈なところはないですね。 動きの少ないところでのBGMの使い方、テロップの入れ方が上手いですね。 また音楽も元ネタの音を使いつつ、この作品に合う曲も取り入れ、絶妙でした。
配役も上記の3人以外にサミュエル・L・ジャクソンケリー・ワシントンと質の高い演技でした。
西部劇ですが、奴隷解放前の人種差別いっぱいの作りづらい物語になっていて、普通なら痛い感じになるのですが、タランティーノならではの復讐をテーマにした小気味よい出来となっています。
Spaghetti Westernが作りたかったタランティーノの思いがいっぱい詰まった、ちょっと残酷さもあるんですが面白い作品でした。

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奴隷だったジャンゴを助けたシュルツ

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そして向かった先は

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ジャンゴには辛い過去があった

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最愛の妻

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カルビンのところに囚われていた

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しかしそこには醜悪なスティーブンがいた

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