2011年作品、前田弘二監督、吉高由里子主演。
電車のホームにいるカップル、キスをして1本乗り過ごしてしまった。 池下チエ(吉高)はこの年下の彼氏・野村健二(吉村卓也)のほかに、まだ4人の彼氏がいるチエだった。
若くてかわいい学生の野村、旅行に連れて行ってくれる既婚者の三宅正良(榎木孝明)、時間が自由になる出口道雄(青木崇高)、優しく愚痴を聞いてくれるバツイチの西尾みのる(加瀬亮)、気楽に付き合える田無タクミ(浜野謙太)。
5人とかわるがわる付き合う彼女の彼氏は、他の男を知っている者あり、知らない者もいた。
親友の浜口トシ子(杏)が結婚したことに彼女は驚く。 できちゃった婚だけど、そろそろトシ子は結婚を考えていた確信犯だった。 チエは今のところそんな気は毛頭ないのだが、結婚式に出て二人の姿を見、、トシ子に結婚しろと強く言われたので、5人の評価表を作ってみた。
5人のメリット、デメリットを洗い出してみるが、その中で、最下位の田無から切っていこうとするが、田無から思いもかけないことを言われる。 「俺たち付き合っていないよね。ただの体の付き合いなんだから、今迄通り割り切っていこう。」 意外な言葉にフッタつもりが却ってフラれた感じとなり、トシ子に愚痴るチエだった。 気が収まらない彼女は田無にこちらに引き付けてから突き放そうと考え始めた。
手始めに田無の周辺を探ることにした。 そうすると、田無がどうやら思いを寄せている女・奥田ミカ(石橋杏奈)を見つけた。 しかしことは思いもかけない方向に転がっていくのだった・・・
吉高由里子の良さが全面に発揮されているっていうよりほとんど地じゃないかっていう作品ですね。 逆ハーレム状態というか、憧れるっていうか(^^)、そんな環境と思っているのは本人だけっていう却ってかわいそうな女という感じがだんだん染み出ていきます。
美形なだけに確かに男は寄ってきますが、誰一人本気で愛していないことが最後に彼女は気づくんでしょうかね。 ほんとに気付いたからこそのエンディングでした。
やはり独特な空気感を出していてよかったです。 またラスト近くに出る老婆役の白川和子も良かったですね。 事実上のキューピットでしたね。 もしかしたらこの世の存在ではないかも?楽しい映画でした。
5人の中の一人・西尾
ブーケを受け取った
そして彼女は誰と?