anttiorbの映画、映像の世界

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巨神兵東京に現わる

2012年作品、樋口真嗣監督。

神は1週間でこの世界を作った。 しかし何の前触れもなくこの世界が1日で終わることもあるかもしれない。 そして新しい世界を1週間で作るために・・・
携帯が鳴り弟からの電話だった。 しかし何か要領を得ないことを話す弟、言われたままに空を見上げる、しかし次の瞬間その声が弟だったのかふと思い、掛け直すと、いつもの弟の声。
いったいさっきの電話は誰から? 一転暗くなったと思った瞬間、空に巨大なものが浮かんでいる。 
それは世にもおぞましい形をした、手足を持った機械?生物?ゆっくりと2本の足で地に立つと、これまたゆっくりと歩き始める。
侵略者か、巨大兵器か? そして次の瞬間口が開き、なかから発射口が現れた。 そして一瞬のうちに放たれた赤い矢のような光。 次々と発射される熱線で瞬く間に。
炎上する東京。 休める間もなく放たれ続ける熱線。 空は焼け焦げる煙で真っ暗になっている。 そして恐ろしいことにその物体の集団が不気味に飛んでいた。 世界は終わった・・・

とこれは、今開催中の特撮博物館での短編作品 「巨神兵東京に現わる」 の大体の情景を表したものです。
先週、東京現代美術館で開催されています 「特撮博物館」 に行って来たのですが、これは圧巻でした。 特撮でこの映像を撮る、CGなしというところに素晴らしさがあり、こだわりがありました。
宮崎駿の 「風の谷のナウシカ」 に出てくる巨神兵を実際に作り、動かして撮るという、今ならCGでチョチョイ(という感覚なのでしょうか?)のところを。 
その後実際に撮った際のメイキングも放映されていましたがそちらも人だかりでした。 全然ノーマークで特撮系のブログで紹介されて見に行きましたが、実際見に来ている人は各世代に渡り、博物館は混んでいました。
この映画が呼びものですが、館内は今までのあらゆる会社の特撮作品で使われた様々な造形物が展示されており興味深い物がたくさんありました。
500円で音声ガイドが借りられるのですが、これがあるとそれがどの作品でどう使われたのか、またどういう経緯で作られたのか、作ったのは誰かなどいろいろわかり便利でした。
何か宣伝みたいですが、私的には大満足でした。 10/8までと終わりが近いですが、まだの方で関東の方は、できれば平日に行かれた方がいいと思います。 土日、祭日は激込みしているようです。



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突如現れた巨大な物

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そして口が開き砲口が

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それはすべてを焼き尽くす

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おびただしい数の者たち

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