anttiorbの映画、映像の世界

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真夜中のサバナ


公園のベンチで、寄ってくるリスを追い払う謎の老婆。 不気味な笑いを浮かべ空を見上げる。 そこに一機の飛行機が。 それに乗っていたのは、ここジョージア州サヴァナにやって来たジャーナリストのジョン・ケルソー(ジョン・キューザック)。
乗り合いバスでやって来た住宅街。 目つきの悪い青年が車を拭いている。 彼はビリー・ハンソン(ジュード・ロウ)。 ある弁護士事務所に顔を出すジョン。
彼はクリスマス・パーティの取材のため、優雅な社交界が残る歴史ある当地を訪問しに来たのだが、弁護士はソニー・サイラー(ジャック・トンプソン)でこの街の名士のジム・ウィリアムズ(ケヴィン・スペイシー)の顧問弁護士。
ジョンに対してちゃんと契約書を取り交わすことを申し出るが、ジョンは自分の取材に制約されるのが嫌でサインはしない。 そこにジムがやってくる。 ジムはジョンを気に入り自宅へ招き取材をさせる。
その夜マンディ・ニコルズ(アリシアイーストウッド)が急に訪ねてくる。 彼女は元弁護士でピアノの名手ジョー・オードム(ポール・ヒップ)のパーティーにジョンを誘う。 でもジョーは勝手に空家に入り込み勝手にパーティーをしている、したたか者だが何故かみんなに好かれている。
そして次の晩、ジムの家でのパーティー。 さすがに地元の名士ばかりがやってくる壮大なパーティー。 しかしその夜遅く事件が起こった。 ビリーが殺され、ジムが犯人ということだった。
そして二人が言い合っている場所にジョンはいたことからジョンはジムの弁護をする羽目になってしまった。 しかしこの事件は謎に包まれていた・・・

個性的な俳優が多くストーリ-進行とともに各役者の演技が面白いですね。 一番目立つのはレディ・シャブリ。 彼女?の裁判の証人のシーンはなぜか迫力がありますね。
ベストセラー小説の映画化らしいですが、原作を読んでいない私は展開がわかっていないのでこれからどうなるか? という展開を読めないことが却って面白かったです。
後半は裁判シーン、特にいかに無罪を陪審員から勝ち取るかという展開になっていきますが、途中のブードゥーのシーンがラストに繋がり、ミステリーで終わるところは、よくできた作品でした。
いったい真相は? 最後は見るほうに委ねられているといった色々解釈できる見応えでした。 155分ですが、私は飽きませんでした。

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サヴァナにやってきたジョンと、地元の名士ジム

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勝手がわからないジョン

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ビリーとジム

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マンディが近づいてくる

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そして起こった殺人事件

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