野上(西島)は営業職?のサラリーマン。 顧客の苦情に対応しながらある悩みを持っている。 父が莫大な借金を残して死んだのだった。
彼は給料の中から分割で返しているが、いささか疲れてきていた。
彼には祖父・友次郎(高橋昌也)がいた。 祖父は土地を持っている。 そこに立っている古アパートに野上は住んでいるのだった。
アパートの管理は近くで小料理屋を営んでいる藤子(香川京子)。 野上はいよいよ土地を祖父に売ってもらうことを前提に会社を辞めてしまう。
それを見ていた後輩の三崎(加瀬亮)も会社を辞め、そのアパートに入居するのだった。
そしてまた低賃金で重労働の日々を送るフリーのフードコーディネーター涼子(竹花梓)は30歳間近にもかかわらず、愛もお金もない生活を送っていた。 アパートの更新料すら払う目処が立たず、逃げ道として結婚にすがろうと相談所に駆け込む。
そこで紹介されたのが野上だった。 そんな縁から彼女もアパートに入居していくのだった。
このアパートに東南角に誰にも貸さない部屋がある。 そこは誰も入れない。 開かずの間?ただそこに通じている小穴から願い事の紙を入れると成功するという話があるのだった。
この部屋にはいったい何があるのだろうか?・・・・
こんな書き方をするとホラーか?と思うかもしれませんが、全然違いますのでそんな期待はしないように。
しかしこの部屋には素敵な思いが詰まっているのです。
ちょっと停滞した生活をもう一回動かすのにはいい映画ではないでしょうか?

野上はサラリーマンとして行き詰っている


フードコーディネーターの涼子

後輩の三崎もやってくる

