2007年作品、ポール・トーマス・アンダーソン監督、ダニエル・デイ=ルイス主演。
時は20世紀初頭、石油に命をかけている男がいた。 男はまだ生まれて間もない赤ん坊とともにいた。
男は一攫千金を夢見るダニエル・プレインヴュー(ダニエル・デイ=ルイス)といい、山師として鉱山や石油の採掘を行っている。
油田を見つけていたところ、ある日、ポール・サンデー(ポール・ダノ)という若者から、西部の広大な土地に石油が眠っているとの情報を得た。
少し大きくなった息子H.W(ディロン・フレイジャー)を連れ、教えられた土地に向かったプレイン・ヴュー。 背に大きなキャンプ用に荷物を背負い、主人に対して
「ウズラの猟をしにきた。ここにテントをはらしてほしい。迷惑はかけない」 と言い承認を得た。
そしてさっそくH・Wと調査に入ると、ちょっと前の地震で割れた土地から石油が染み出していることを発見した。 確信したプレインヴューは言葉巧みに、サンデーを口説き採掘をするために土地の権利を奪ってしまう。
そしていよいよ掘削が開始される。 プレインヴューの読み通り石油が出始めた。 順調に稼働していた矢先まず事件が起こった。 作業員が一人事故で亡くなったのだった。 そして致命的な出来事が・・・
いやー骨太の映画ですね。
全長158分の大作ですが、見応えがあるというよりも、この時代に生きているしたたかな男たちの迫力が良く描かれていると思います。
ダニエル・デイ=ルイスは顔立ちがクラシックでこんな役にはぴったりですね。
へこたれない山師の性かもしれませんが、家庭というものがありませんね。
H・Wという息子を連れていますが、ラストにはその訳が明かされます。 悲しいラストですが壮絶な男の生きざまが、あらわれていてこういうのは好きですね。
埋まっているものに嗅覚をもつ男
ここには何かがある
息子を連れて、この土地に絞る
最愛の息子H.W
しかし息子は…