風采の上がらない北村ジロー(小出恵介)は彼女もいない大学生。 今日は誕生日なんだが、たった一人でパスタを食べている。
そんな時、空間に放電が起きそこから一人のボディースーツをまとった、「彼女」(綾瀬はるか)が現れた。 彼女は金も払わずデパートで着替え、ジローがパスタを食べているところへ現れる。 彼女の食いっぷりはすごくジローが呆れるほどだった。
もちろん金は払わず、二人は逃げ出す。 突然現れたかわいい彼女。 今まで淋しかったジローに素晴らしい一夜だった。
ジローはときめくがもうそろそろ帰らなければといわれる。 実は自分は遠い未来から来た、という彼女。 そして消えてしまった。
それから1年後彼女が忘れられず、同じ店でパスタを誕生日に食べていると「彼女」が現れた。 とそこに銃を乱射する男(田口浩正)、すると彼女はとんでもない速さ、強さで男を撃退してしまった。 それから彼女との生活が始まった。
彼女はサイボーグであり、実は61年後の彼が未来から送り込んだものと分かった。大学に連れて行き、友達と合わせ、恋人?のように振る舞うが実際は彼女はボディガード。 彼をどんな局面からも守ろうとする。 彼だけではない。 凶悪犯罪、事故を発見するとその超人的な力で見事解決するのだった。
しかしそんな彼女は所詮サイボーグ。 ジローは何とか人間的な人を思う心を宿そうとするが、上手くいかず、とうとう彼女を追い出してしまう。 そんな時大地震が起こった・・・・・
郭在容監督の「彼女は~」シリーズ第3弾です。 今でも超売れっ子の綾瀬はるかがちょっと若く最高に活躍する作品ですね。 彼女の天然さがよくにじみ出ており、彼女自身が女優として成長していくのとなんかダブって見えてしまいます。
細かく見るとどんどん過去を変えているようで、矛盾を感じないこともないのですが、何か監督のパワーでそのあたりは途中から気にならなくなります。
地震以後は悲しい展開ですね。 一途にジローを守る「サイボーグ彼女」に思わずウルっときます。 でもそこからジローが一大決心をするところから、彼の人生が変わるんですね。 また変わってしまう過去がジローにとって少しでもいい方向に変わることが感じられる作品でした。
「彼女」は突然現れた
いったい何者?
喜びもつかの間突然いなくなってしまう
1年後再び現れた彼女は
彼の命を守るサイボーグだった