anttiorbの映画、映像の世界

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同窓会

2008年作品、サタケミキオ監督、宅間孝行永作博美出演。
 
ある映画のシーンから始まる。
オープンカフェで、男(北村一騎)が女(佐藤めぐみ)に婚約指輪を渡し「これからの人生、俺に預けてくれないか?」と求婚する。 OKすると周りの客がみんなで祝福する、というちょっとくさいシーンだった。
南克行(宅間)は映画の企画会社の社長。 女優の大崎めぐみは克之の愛人で彼女に離婚届を見せる。 そこで妻・雪(永作)との離婚シーンとなる。
普通な感じで判を押す雪で、押した後門出を祝いシャンパンを開ける。 あっさりした雰囲気に却ってあっけにとられる克之だった。 実はあのシーンは居酒屋で克之が雪に求婚したシーンだったのだが…
場面は二人の高校生の時に遡る。 水泳部の雪(尾高杏奈)をひたすら映写機で移しまくっていた克之(金子舜)。 もちろんほとんど盗撮だが、それだけ雪のことが好きで追いかけまくっていた。
ところが絶えず同じ水泳部の男子生徒の中垣(窪田正孝)と一緒にいる雪になかなか想いを伝えられない。 もちろん水泳部のアイドルの雪はライバルが多い。
ツッパリの文ちゃん(二階堂智・高校生は渡辺大)がいち早く告白しようとするが、呼び出した寺にはやっぱり中垣が。 
結局高校時代には想いを伝えることができなかったが、東京に出て雪の居所がわかり、克之は求婚し雪は承諾するが一つ条件があった。 中垣を式に呼ぶこと。
なんとなく引っかかっていた克之。 実はそれが離婚の一つの理由だったのだった。雪の心に中垣がいる。 それがどうしても気がかりだった。 そんな時雪が入院したと知らされる克之。
共通の友人ひめこと石川えり(鈴木砂羽)から教えられたのだがなかなか会いに行けない克之。 どうやら雪は重病?らしい。 そこで考えたのは雪に何とか中垣を合わせることだった。 ところが中垣の居場所はだれに聞いてもわからない。
そんなことをしているうちに会社も倒産の危機を迎えていた。 雪の命は、中垣の行方は、会社の運命は、・・・・
 
感動と、最後の落ちが実は途中からすべてわかってしまいます。 でもそこが予定調和でそんなに悪くなかったです。
この映画の良さは、雪役の永作博美と高校時代の雪役の尾高杏奈が魅力的ということです。 
特に近年の永作は輝いていますね。1月からドラマにも主演しますが、ちょっとそれも見たくなる好演でした。
 
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高校生時代、雪は遠い存在
 
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二人は一緒になったのだが
 
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しあわせのひと時
 
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これが別れの挨拶…
 
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