ある映画のシーンから始まる。
南克行(宅間)は映画の企画会社の社長。 女優の大崎めぐみは克之の愛人で彼女に離婚届を見せる。 そこで妻・雪(永作)との離婚シーンとなる。
普通な感じで判を押す雪で、押した後門出を祝いシャンパンを開ける。 あっさりした雰囲気に却ってあっけにとられる克之だった。 実はあのシーンは居酒屋で克之が雪に求婚したシーンだったのだが…
場面は二人の高校生の時に遡る。 水泳部の雪(尾高杏奈)をひたすら映写機で移しまくっていた克之(金子舜)。 もちろんほとんど盗撮だが、それだけ雪のことが好きで追いかけまくっていた。
ところが絶えず同じ水泳部の男子生徒の中垣(窪田正孝)と一緒にいる雪になかなか想いを伝えられない。 もちろん水泳部のアイドルの雪はライバルが多い。
結局高校時代には想いを伝えることができなかったが、東京に出て雪の居所がわかり、克之は求婚し雪は承諾するが一つ条件があった。 中垣を式に呼ぶこと。
なんとなく引っかかっていた克之。 実はそれが離婚の一つの理由だったのだった。雪の心に中垣がいる。 それがどうしても気がかりだった。 そんな時雪が入院したと知らされる克之。
共通の友人ひめこと石川えり(鈴木砂羽)から教えられたのだがなかなか会いに行けない克之。 どうやら雪は重病?らしい。 そこで考えたのは雪に何とか中垣を合わせることだった。 ところが中垣の居場所はだれに聞いてもわからない。
そんなことをしているうちに会社も倒産の危機を迎えていた。 雪の命は、中垣の行方は、会社の運命は、・・・・
感動と、最後の落ちが実は途中からすべてわかってしまいます。 でもそこが予定調和でそんなに悪くなかったです。
特に近年の永作は輝いていますね。1月からドラマにも主演しますが、ちょっとそれも見たくなる好演でした。
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高校生時代、雪は遠い存在
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二人は一緒になったのだが
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しあわせのひと時
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これが別れの挨拶…
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