anttiorbの映画、映像の世界

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フォーン・ブース

 
スチュエアート・シェパード、通称スチュ(ファレル)は携帯を使いながらあること無い事出まかせをしゃべりながら、日々小銭を稼いでいる。 言葉巧みに雑用をさせているアシスタントもいる。
しばらく歩いていると、この町で唯一使える電話ボックスがある。 携帯を持っているのに、決まってここで掛ける電話は、目をつけている女パム(ケイティ・ホームズ)だ。 履歴が残るために携帯を使わず、公衆電話を使うところがこの男の器が小さいところ。
巧く誘えなくて電話を切ると、急に電話が鳴る。 思わず取ってしまうスチュ。 ここから彼は地獄に落ちていく。
電話の声の謎の男はどうやらスチュのことを知りぬいている。 今もどこからかスチュを見ている。 パムのところにも、妻のケリー(ラダ・ミッチェル)のところにもその男から電話があり、どうやらこの男はスチュを快く思っていないらしい。 それどころかどうやら自分に標準をつけているらしい。
始めは強気だったスチュだが、だんだん恐ろしくなり、言うなりになっていくが、唯一の電話ボックスに、それを使いたい人が押し掛けてくる。 たちの悪い女どもが因縁をつけてくる。 だんだんもめごとが大きくなりその女の店の男が出てくる。 切りたくても切れない電話、その時電話の男が 「その煩い男を黙らせてやろうか?」 といい撃ち殺してしまう。
女どもはスチュが撃ったと喚き散らし、いよいよ騒ぎは大きくなる。 警察も、妻も、パムも、アシスタントも、テレビも・・・スチュは今までにない騒ぎの中心にいる。 果たして電話の主は、誰でどこから見ているのか? スチュの運命は?・・・
 
ほとんど一か所での撮影でただ電話をかけているだけなのにこんなに緊迫のサスペンスができるのかと言った驚きの映画でしたね。
先輩から教えられて見たけど衝撃の作品でした。 前は吹き替えで見たので、今回は字幕で見直しました。
81分と言う短い尺ですが、それがちょうどよくハマっています。 誰にも理解されない中、ただ一人理解してくれる刑事がいる展開は、ダイ・ハードに通じるものがあるのでは?
限られた環境の中で展開する作品としては、SAWなどがありますが、こういう作品こそ監督、脚本の腕の見せ所ですね。 監督だけでなく脚本のラリー・コーエンにも拍手でした。
 
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調子よく生きているスチュ
 
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スチュがいいように使っている男
 
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かかってきた電話を取ると
 
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唯一の公衆電話にイラつく男に絡まれるが、そのあと・・
 
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男は殺され騒ぎは大きくなる
 
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