2023年作品、パブロ・ベルヘル監督。
時は1980年代の真夏。ニューヨークのマンハッタンで一人暮らしをしている犬のドッグは、孤独な日々を虚しく過ごしていた。
そんなある日、テレビCMで流れていたお友達ロボットに興味を引いたドッグは、早速注文してロボットを組み立て、完成したロボットと一緒に遊びに出かける。 一緒に地下鉄に乗ったり、写真を撮ったり、セントラル・パークで「September」の曲に合わせてローラースケートをするなどして、夏の間を楽しんだ。
2人は切っても切れない友達になった夏の終わり頃、バスでビーチに行って一日中楽しんだ後、砂浜の上で眠りにつく。 他の客が全員帰った後、目が覚めたドッグはロボットが海水で錆びて故障してしまい、動けなくなっていることに気づく。
翌日、犬は修理道具を持って戻ってきたが、「来年の6月1日まで閉鎖」との貼り紙とともにビーチが閉鎖されていた。 ドッグは何度もビーチに侵入するも最終的に逮捕されてしまったため、諦めて来年の6月まで救出を我慢することにし、冷蔵庫にメモを貼ってこのことを忘れないようにした。
ドッグはロボットのことを思い悩み、常にロボットのことを思い出しつつも、新しい友達や彼女を作ろうとスキー場に行ったり凧揚げしたり釣りに行くなどして奮闘する。 しかし、あまりうまく行かなかった。
監督はパブロ・ベルヘル、初めての監督です。
一昨年公開され、日本では昨年の末に公開でした。 なかなか時間が会わず諦めかけていましたが、いろんな上映館で公開され今回見ることができました。
セリフは一切なく、動物が人間のように暮らしている世界ですね。 もちろん人間は出てきませんし、いろんな動物が擬人化されています。
友達のいないドッグ、そんな時見つけたCMで、友達ロボットを見つけます。 すぐさま注文、そして組み立て、理想の友達になって行くんですが。
物語としては、離れ離れになった二人がどうなって行くのかが気になりますが、お互い夢を見合っているのがなんとも切ないんです。 そしてラストも・・・