2021年作品、ピエール・モレル監督、マルワーン・アブドゥッラ・サーリフ ハリーファ・アル・ジャースィム ムハンマド・アフマド アブドゥッラ・サイード・ビン・ハイダル出演。
生きて帰す――。 2018年、イエメン南部に駐在しているUAE軍のアリ(マルワーン・アブドゥッラ・サーリフ)、ビラル(ハリーファ・アル・ジャースィム)、ヒンダシ(ムハンマド・アフマド)の3人は帰国が迫るなか通常の任務に就いていた。 彼らが乗った装甲車は戦闘地帯の住民へ支援物資を運びながら、渓谷部をパトロールしていたが、敵に待ち伏せされ、突然襲われる。敵は得意のゲリラ戦に持ち込み、渓谷に隠れながら RPG(ロケット弾)や地雷での攻撃、離れた場所からの狙撃により、最新兵器で武装した UAE 軍の装甲車でさえも次第に孤立させ追いつめていく。 負傷し、武器も残り僅か、通信機器も使えない仲間を救うため、装甲車、ドローン、ヘリコプター、戦闘機、と総力を挙げて戦地に向かうUAE軍は彼らを無事に助け出すことができるのか!?
監督はピエール・モレル、「ライリー・ノース 復讐の女神」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/03/09/180000 を記事にしています。
これもある程度事実に基づいたお話なんでしょうか? イエメンの内戦は、歴史的には2度起こっているようで、静まったと思ったらまた始まるという、泥沼化になっているようです。
今作でUAEは、困っている現地の民たちに援助物資を届けたり、治安の安定のための部隊のようですが、武装しているだけで、敵だとみなす勢力はやはりあるんでしょう。 赤い服を纏った指導者のような男と、スナイパーの存在が厄介ですが、決死の救出劇に、用意周到で仕掛けてくるゲリラ戦、見応えがある反面、痛々しいですね。
対外的な戦争も嫌ですが、こういう国家内の戦いもやりきれません。