2019年作品、江口カン監督、博多華丸 富田靖子 博多大吉 中澤裕子 高田延彦 吉本実憂 柄本時生 田中健 でんでん 瀬口寛之 斉藤優 福場俊策 井上佳子 ゴリけん出演。
戦争の傷跡が残る昭和30年代、福岡。焼け跡となっていた中洲の一角で小さな食料品店ふくのやを起ち上げ妻・千代子(富田靖子)と営む海野俊之(博多華丸)は、博多の祭り・博多祇園山笠に心酔し盛り上げる『山のぼせ』と言われる男であるとともに、山笠と同じくらい明太子作りに情熱を注いでいる。
戦前、日本の統治下でもあった韓国・釜山で生まれ育った彼は、スケトウダラの卵巣を辛子漬けにした明卵漬(ミョンランジョ)をヒントに明太子を作り出したが、なかなか納得する味にたどり着かず、苦悩しながら試行錯誤を繰り返していた。 そんな時、息子・健一(山時聡真)の同級生で、両親を亡くし親戚に引き取られた英子(豊嶋花)が、遠足に行くための新しい靴やリュックサックを買えずにいるのを知る……。
さて劇場版ですね。
ドラマ版の続きかと思いましたが、多少ドラマ版と時代的に重なると言うか、ドラマのラストからもう一回遡っていく、語られていない物語を改めて映画にしたような感じでしたね。
最初ちょっと時系列に悩みますし、ドラマ版を見ていないと背景がわからないシーンもあるんでちょっと戸惑います。 まあそれだけドラマ版が良かったと言う事なんですがね。
それでも、しっかりとした作りになっていますから、いい作品だと思います。 新作公開規模を、もっと関東でも広げてほしいんですが・・・