2015年作品、エフゲニー・アフィネフスキー監督。
2013年から2014年にかけてウクライナで起こった公民権運動を93日間にわたって記録したドキュメンタリー。 当初、欧州統合を支持する平穏な学生デモとして始まるが、やがて大統領の辞任を要求する過激な暴力革命へと変貌していってしまう。 ウクライナ全土から100万人近い市民が結集し、要求や表現の自由を抑圧しようとした当局に対して抗議運動を展開していった様子が描かれる。
監督はエフゲニー・アフィネフスキー、ドキュメンタリー作品の監督のようで、旧作にも衝撃的な作品がある様ですね。
今、ロシアとの戦闘中のウクライナ。 プーチンの恐ろしい面が世界的に初めて公になった感じですが、プーチンという恐ろしい人物は、今までにも影では露骨な、凶暴な面を仕掛けていたことが、今作でもよくわかります。
Netflixは今作を無料でYouTubeでもアップしている様ですが、この作品と、ウクライナの歴史を多少頭に入れていると、強大なロシアに必死に立ち向かい持ち堪えている、ウクライナという国家、市民の自由への渇望、死守する精神がよくわかります。
ロシアの一部として長い間、占領されていたウクライナですが、ロシアにとってみれば、大ロシア復活のためにはどうしても奪取したい国というか、ロシアはウクライナ独立なんて毛頭認めていないということなんでしょう。 ロシア=プーチンとしてのことですが、このまま占領されてしまうと、それで終わる国ではないプーチン独裁国家、次に一手に必ず出てくるでしょうし、どうやら世界大戦前夜を迎えてしまった気がしてなりません。