anttiorbの映画、映像の世界

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クラインの壺 ①

1996年作品、吉國勲 松本憲治演出、佐藤藍子 嶋田久作 中山忍 国分博出演。

中学三年の春休み。 高校受験にも合格して、特にやることのない上杉彰彦(国分博)は、ゲーム大会に参加して、見事に優勝。 それをきっかけに、新しいゲームの開発をしているイプシロン・プロジェクトという会社の梶谷(嶋田久作)という人物から、ゲームモニターのアルバイトを依頼される。 バイト先に行ってみると、そこには彰彦の家庭教師をしている城南大学三年生の高石梨紗(中山忍)の姿があった。

聞けば、梨紗がゲームの原案を書いたのだという。 彰彦と梨紗の二人がモニターとして開発に参加することになったマシンは、クラインの壺、通称"K2"と呼ばれれる体感ゲーム機。 だがそれはゲーム機というより、精巧な疑似体験を脳に送り込む装置だった。 五感のすべてが現実と見分けが付かないほど精巧で、すべてが現実そのものに感じられる世界。

これは見直したかった作品でした。
演出は二人、吉國勲はこれが初演出であり、最近はジブリ作品の統括も務めているようですね。
主演は国分博、ジャニーズに在籍していたようですね。今は退所して出演作も見当たりませんが。
中山忍は、「いのちの停車場」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/03/060000 に出演していましたね。
嶋田久作は、「茜色に焼かれる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/27/060000 に出演していました。

物語は中学三年生の上杉彰彦が、ゲーム大会で優勝します。 そして受験生の彼は高校進学も大体決まっています。 家庭教師の女子大生・高石梨紗は優しくてきれいで、憧れで、勉強も頑張れる存在でした。 そんな彼にイプシロンという会社がコンタクトを取ってきます。 新しいゲーム開発のモニターになってほしいということで、高石も参加するということだったので、彼はバイト感覚で引き受けますが、開発中なので、極秘扱いになっていました。

今作は、今のEテレで放送していて、毎週楽しみに見ていました。 当時としては画期的な未来の先取りのような作品で、いま作り直したらもっとリアルで、素晴らしい作品ができそうな予感がします。 しかし当時としては大変画期的なスタンスで、原作者の岡嶋二人が気になって仕方がなかったという思い出がありましたね。

 

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