anttiorbの映画、映像の世界

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悪い種子(たね)

1956年作品、マーヴィン・ルロイ監督、パティ・マコーマック ナンシー・ケリー ヘンリー・ジョーンズ アイリーン・ヘッカート出演。

クリスティーン(ナンシー・ケリー)は、夫ケネス・ペンマーク大佐(ウィリアム・ホッパー)との間にローダ(パティ・マコーマック)という8歳の娘をもっていた。 ケネスが再召集でワシントンへ行くことになり、クリスティーンはローダと留守を預かったが、ある日、ローダの学校でピクニックがあった時、デイグル夫妻の一粒種クロード少年が古桟橋から落ち溺死するという事件が起きた。 誰もが過失かと思ったが、少年の額に打傷があり、ペン習字で貰った金メダルが失われていることそれにローダが事件の直前、少年と一緒にいたことが分かってきた。

ローダの女教師ファーン(ジョーン・クロイドン)がペンマーク家を訪れ、その疑いを洩らしたが、クリスティーンには、ぐっと胸に詰まるものがあった。 というのはウィチタにいたとき、同居の老婆が階段から落ちて死んだことがあった。 老婆は飾りのガラス玉を持っていて、自分が死んだらローダにやると約束していたが、その玉を老婆の死後、ローダは意外に誇らしげに見せたことがあったからだ。

クリスティーンはローダの机を探してみた。 と、そこに問題の金メダル。 ローダは当然自分が貰えると思っていた金メダルが少年に渡ったのを怨みに、桟橋から突き落としてそれを奪ったのだ。 娘が殺人犯--だが母親としては、これを隠さねばならない。 クリスティーンは深夜、メダルを桟橋のある沼に捨てに行った。 ところが、訪ねてきた父のブラヴォ(ポール・フィックス)に、自分がかつて世が騒がした美貌の殺人鬼ベッシー・デンカーの遺児であると聞かされ、逃げられぬ運命を覚った。 ブラヴォは有名な新聞記者で事件を追ううち、偶然デンカーの子を拾い、これを養女にしたのがクリスティーンであった。


淡々と語られる恐怖のお話ですね。
監督はマーヴィン・ルロイ、作品は初めて見た様です。
クリスティーン役はナンシー・ケリー、初めて見る女優さんでした。
ローダ役はパティ・マコーマック、この作品の舞台劇でデビュー、そしてこの映画がスクリーンデビューの様ですね。


物語はある8歳の少女とその母のお話です。 夫が軍人で招集を受け、しばらくは二人の生活になります。 そしてその時にある少年の不幸な事件が起きます。 橋から落ちて溺死するという痛ましい事故が起きます。 しかし、それは事故ではなく誰かが殴って落としたのではないか? という事になっていきます。 さらにその直前に少年とローダが一緒にいたということがわかってきます。 母のクリスティーンは、どんどん娘が殺したのではないかと大きな悩みを抱えますが。

これはラストが大変ショッキングな展開になっていきます。 血のつながりもありますが、クリスティーン自身はただの優しい母親なんですが。 隔世遺伝というのがあるのならそうなのかもしれませんが、因果応報、そんな物語でしたね。

 

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