anttiorbの映画、映像の世界

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オールドピープル

2022年作品、アンディ・フェッチャー監督、メリカ・フォルタン シュテファン・ルカ アンナ・ウンターベルガー ビアンカ・ナヴラート出演。

雨が降りしきる晩、訪問ヘルパーの女性が独居老人のラインケ(Adolfo Assor)宅を訪ね、鍵を開けようとすると、ドアが少し開いていた。 ヘルパーは慎重に部屋へ入り、ラインケの名前を呼ぶが応答はない。 キッチンへ向かうとテーブルには、腐敗した食べ物や虫の卵が湧いた本が開いてあった。 若い娘に手を伸ばす長老達の挿絵・・・そこに「助けて」と酸素ボンベを引きながら、ラインケがフラフラと現れ、ヘルパーが挨拶をすると彼は酸素ボンベを振り上げ、彼女に叩きつける。 ラインケは無言でヘルパーの顔面にボンベを何度も叩き落とし、頭部を粉砕して殺害すると、おもむろに窓を開け落雷のあった街に向かい、雄叫びをあげた。
加速する高齢化社会について学んだローラ(ビアンカ・ナヴラート)は、叔母の結婚式のため母の故郷へ行った日の奇怪なできごとを振り返る。 そのできごとは社会のシステム崩壊を予想させ、激化する世代間の対立を予兆させるものだったと・・・。
ローラの両親は離婚していたが、離婚する前は母エラ(メリカ・フォルタン)の実家で家族は暮らしていた。 エラの妹サンナ(マキシーン・カジス)が実家で結婚披露宴を開くため、数年ぶりに帰省したのだった。
弟ノア(オットー・エミール・コッホ)にとってその家は父親との思い出が強く残っています。その父ルーカス(シュテファン・ルカ)は近所で農場を営み、介護士のキム(アンナ・ウンターベルガー)と暮らしていた。

監督はアンディ・フェッチャー、初めて作品を見ました。
出演者も初めての方々ばかりでした。

テーマとしてはいつかきてもおかしくない現実的な問題を孕んでいます。
老人ホームというか、高齢者施設の問題と、その介護をする職員との間に、信頼関係があればいいのですが、痴呆になったり、攻撃的になる老人もいることでしょう。 そうなると働く側にとってのストレスは半端じゃない反面、そこで起こる犯罪もよく事件となりますね。
しかし、今回はおそらくそういうことが前提となり、一斉蜂起するという怖いお話ですね。 もうほとんどゾンビ状態ですが、中にすごい強い老人がいるんですね。 ここまでくると怪物でしたが。