2017年作品、 サイモン・ハンター監督、シーラ・ハンコック ケヴィン・ガスリー ポール・ブラニガン エイミー・マンソン出演。
83歳のイーディ(シーラ・ハンコック)は30年間、夫の介護に明け暮れてきた。 そして夫のジョージ(Donald Pelmear)がある日亡くなり、今までのそんな苦労も理解してくれない娘からは、老人施設への入居を勧められている。
ある日、イーディが町のフィッシュアンドチップス屋で追加オーダーが可能か尋ねると、店員(Christopher Dunne)は、「何も遅すぎることはないさ」と笑顔で答える。 その言葉に閃いたイーディは、かつての夢だったスコットランドのスイルベン山に登ることを決意する。
これまで家族のために生きてきた彼女が、初めて自分のために一歩を踏み出したのだ。住み慣れたロンドンを離れ、夜行列車でスコットランドへ向かうと、降りた時に急いでいたカップルとぶつかる。 倒れたイーディだったが、その時に偶然出会った地元の登山用品店の青年ジョニー(ケヴィン・ガスリー)をトレーナーに雇い、山頂を目指すため訓練を始める。
誇り高く頑固なイーディはジョニーと衝突を繰り返すが、彼の丁寧な指導を受け、登山グッズの使い方を覚え、山頂までもルートを確認し、人に頼ることの大切さも学ぶ。 準備を整えたイーディは、ついにスイルベン山に向かう…
1月にいったん都内で公開された今作、地元でコロナ自粛開けに公開になりました。
監督はサイモン・ハンター、作品を見るのは初めてです。
主演のイーディ役はシーラ・ハンコック、「マイ ビューティフル ガーデン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15144705 を記事にしています。
そして彼女に協力する若者役でケヴィン・ガスリー、「ウイスキーと2人の花嫁」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15388997 に出演していました。
物語は、老々介護のシーンから始まって行きます。 歩くこともままならない夫ジョージの面倒を見るイーディ、しかし彼が亡くなると、娘がやってきて、さっさと老人ホームに入れようとされます。 そして、昔の日記を読まれ、自分のことを邪魔だと思われていたと勘違いされ、娘は出て行ってしまいます。
そんなイーディは行きつけのカフェの主人にある言葉を言われ、彼女の心にあるやりたいことが沸き上がります。 そしてスコットランド行の夜行列車に戸惑いながら乗ってしまいます。
そしてついた駅のホームでぶつかったジョニーがホテルまで送ってくれますが、ホテルの予約が1日ちがいで彼の家に一晩お世話になります。 しかしなかなか若い人間を信用できないイーディと、ジョニーは喧嘩ばかりしてしまいます。
今作は、イーディの今までの人生がわかってくると、だんだん山登りを応援したくなりますね。 無謀な、結構厳しい登山となりますが、ジョニーはそのガイドができるスペシャリスト。 初めは二人で登ろうとしますが、彼女が自力でと言い出すところはちょっと驚きでしたね。
夫の介護に尽くしていたイーディ
夫が亡くなり、介護施設に入る直前彼女は
決心をして家を出る
彼女の向かった先は
スコットランドの思い出の山だった
そこで彼と出会う