anttiorbの映画、映像の世界

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Peace ピース

2010年作品、想田和弘監督。

監督の妻の実家に住みついた野良猫グループと突如現れた泥棒猫との確執や、かつて兵隊だった91歳の独居老人をボランティア同然で介護・支援する義父母の姿、その義父母自身にも迫る老いにカメラを向け、平和とは、共存とは、そしてそれらの条件とは何かを観客に問いかける2011年香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞作。
岡山県岡山市。 柏木寿夫は、養護学校を定年退職した後、障害者や高齢者を乗せる福祉車両を運転している。 車椅子ユーザーのヒデちゃんと公園を散歩したり、実家に帰省していた安田さんを施設に送り届けたり、植月さんの買い物に付き添ったり、一緒に回転寿司を食べたり。
その傍ら、寿夫は自宅の庭で地域の野良猫たちにエサをやり続けている。 ところが最近、外部の“泥棒猫”がエサを目当てに庭へ侵入、にわかに猫社会の緊張が高まり、頭を悩ませている。
寿夫の妻・柏木廣子は、高齢者や障害者の自宅にヘルパーを派遣するNPOを運営しているが、国の福祉予算の削減で苦しいやりくりを迫られている。 しかも家では、夫の猫の餌付けのことで頭が痛い。
廣子は週に一度、91歳になる橋本至郎の生活支援に出掛ける。 橋本はネズミとダニだらけのアパートに一人暮らし。 生活保護を受け、身寄りはなく、己の老いと死を見つめる日々を過ごしている。 タバコを吸うのが唯一の楽しみだという。
寿夫の車に乗って病院へ通う彼は「みなさんに迷惑をかけるから、早く往生せにゃあ」と口癖のように言う。 そんな橋本には、戦争中に赤紙が来て、兵隊として徴集された過去があった。ある日、その記憶が突然よみがえる……。
 
想田監督といえばドキュメンタリーですね。「選挙」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15416879 「選挙2」https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15777166 は見ています。
 
今作のテーマは、超高齢化社会の現実ですね。
福祉車両の運転手の柏木氏は、ひたすら障碍者は高齢者の面倒を見るというか、寄り添うんですね。 でもそんな柏木氏も十分高齢者なんですよね。 じゃあ彼ができなくなったらどうするのか?
この仕事をしてみようという人間も出てきますが、彼は現実的なことをしっかり言います。 この仕事は決して稼げない。 じゃあどうして彼はこの仕事をしているのか?
ここに大きなテーマがあるんでしょうね。
 

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猫と共に

 

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高齢者の運転手を

 

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いつまでできるのか?

 

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