anttiorbの映画、映像の世界

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タネは誰のもの

2020年作品、原村政樹監督。

2018年4月、国の補助金を投入し安定して農家に供給できるようにすることを目的にした主要農作物種子法(種子法)が廃止。 品種登録制度と指定種苗制度の二つの制度から品種の育成振興と種苗流通の適正化し農業の発展を目指す種苗法について、日本の優良品種の海外流出防止のための措置として、農家の登録品種の自家増殖に育成権者の許諾が必要となる種苗法改正案が2020年3月に閣議決定され通常国会に提出された。

しかし十分な審議が必要との声が高まり、2020年6月に国会成立が見送られ、継続審議となった。 種苗法改訂の動きに対して賛否が渦巻く中、自家採種・自家増殖している農家と種苗育成農家双方の生の声を伝えるため、北海道から沖縄まで様々な農業の現場を取材。 日本の農業を深刻な危機に陥れる可能性のある本改定案を、専門家の分析も含め、農業の現場から探る。


これはショッキングな内容でした。
監督は原村政樹、農業をテーマにしたドキュメンタリー作品を手掛けている監督ですね。


今作は、プロデューサーに元衆議院議員山田正彦氏に迎え、そしていろんなところに取材、そして話を聞き、今回の作品のテーマの種子法の廃止を取り上げていますね。
日本の食料自給率はなかなか上がってはいませんし、いざという時に食の大事さを痛感する事態になってから後悔しても遅いと、いつも思っていますが、どうもこの種子法廃止も、アメリカの思惑が色濃く絡んでいる感じがします。


日本の農業、日本の食が守られるのか? という視点のお話ですが、私も仕事柄、じゃあ穀物原料を買っている加工メーカーに話を聞いたところ、もうコーンスターチなどは、メジャー企業の言うなりになっていることがわかりました。

工業製品を作ることはもう穀物メジャーがイニシアチブをとっている構造になっていますし、せめて口に入る食料の部分だけは、国内の農家を守る方向の超法規的措置ができませんかね?

 

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種子法廃止に

 

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危機を訴える農業を営む人たち

 

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食は自由であるべき

 

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しかし条件付きで賛成する人も

 

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種子の保存

 

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いざというときに

 

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