anttiorbの映画、映像の世界

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はりぼて

2020年作品、五百旗頭幸男  砂沢智史監督、佐久田脩声の出演。

富山県のテレビ局チューリップテレビが地方政治の不正に立ち向かった政治ドキュメンタリー。 2016年に自民党会派の富山市議が政務活動費事実と異なる報告をしていることをスクープ。 放送後の議会のさらなる腐敗と議員たちの開き直りともいえるその後を追う。 富山市議による政務活動費不正受給を巡る調査報道により2017年度日本記者クラブ賞特別賞など数々の賞を受賞したチューリップテレビがさらに3年の取材を続けた。
 
これは面白かったですが、面白いでは済まされない事象でした。
監督は五百旗頭幸男、チューリップテレビでこ事件を追いかけていた人物です。
砂沢智史も五百旗頭とスクラムを組んでこの事件を追いかけていましたが、異動となって部署を離れます。
 
今作は富山市議会の不正に切り込んだ作品です。 富山県自民党の強固な牙城と言われている自民党王国でした。 市議会も実権を握っていますが、市長は言いなりで、議会が決めたことにただしったがうだけ。 いつものセリフは、「議会が決めたことに制度上意見を言う立場にはない。」こればかりでした。
しかしそんな自民党が先頭に立ってやった、市議会議員の給料のアップの審議から火がつきます。 市民の反対デモが盛んになりますが、強引に市議会は法案を通してしまいます。 しかしそこでチューリップテレビが、異議を唱えます。 そして自民党会派の長の不正をまず暴きます。 そしてどんどん出てくる、議員たちの活動費の不正使用。暴かれた議員たちはどんどん辞任していきますが、その不正は自民党だけでなく市議会議員に蔓延していました。
 
しかし、とんでもない市議会もあったもんですね。 あまりの堕落に笑いが漏れるほど。 しかしこの不正を追いかけていくチューリップテレビも、あまりのことに切りがないという風になって行きます。
テレビは市議会の恥部を暴くだけになってしまうことに、制作側も疑問を持ち始めるのは、仕方がないことですね。
 

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彼の謝罪から辞任で始まり

 

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どんどん謝罪、そして退職

 

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切り込むチューリップテレビ

 

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一丸体制に

 

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そして不正の事実を検証する

 

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自民党も謝罪して選挙に臨む

 

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新しい党市議代表も不正の疑いが

 

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