anttiorbの映画、映像の世界

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ジョアン・ジルベルトを探して

2018年作品、ジョルジュ・ガショ監督、ミウシャ マルコス・ヴァーリ ジョアン・ドナート ホベルト・メネスカル出演。

イパネマの娘』『想いあふれて』などボサノヴァファンならずとも耳にしたことのある数々の名曲を手がけ、類稀なるギター演奏と甘美な歌声によって世界中にその名を知らしめたジョアン・ジルベルト
ボサノヴァの神と称される伝説的ミュージシャンの彼は、2008年8月26日にリオ・デ・ジャネイロで開催されたボサノヴァ誕生50周年記念コンサートへの出演を最後に公の場に姿を現すことがなくなった。 ブラジル音楽を敬愛するフランス人監督ジョルジュ・ガショは、ジョアン・ジルベルトに会うためにリオ・デ・ジャネイロに出向き懸命に追跡した顛末を著した『オバララ ジョアン・ジルベルトを探して』の出版1週間前にジョアンに会えないまま自ら命を断ったというドイツ人ジャーナリスト、マーク・フィッシャーの旅に強く共鳴。
マークの夢を実現すべく、ジョアンゆかりの人々や土地を訪ね、ブラジル中を巡る・・・
 
舞台挨拶つきの美味しい回にいけました!
監督はジョルジュ・ガショ、彼が自ら追うドキュメンタリーですね。
出演者は、マークの協力者だった女性ワトソン(ニックネーム)、ジョアンの妻のミウシャ。 そして彼と関わった人間が多数出演。
 
今作は、ドイツ人のマーク・フィッシャーが書いた、ジョアンに会おうとした体験談のような本を、監督がそれに沿って追っていくというお話です。 そしてマークは若くして謎の死を遂げてしまっていて、ちょっと不気味な裏設定があるんですね。
ジョアン・ジルベルトは、今からだいぶ昔世間から消えてしまった謎の存在。 人間嫌いなのか?、 逆に人間が好きすぎるのか? いろんな解釈がありますが真相がわからないんですね。 死んでいるんでは? という人もいるほどです。
そして、監督はまずマークの相棒だった女性に協力を仰ぎ、妻のミウシャ、さらには彼の幼馴染、中の良かったミュージシャン、どんどん彼に近づいて行きます。
ちょっとした推理もののようですが、最後にある重要人物とコンタクトを取り、大接近していくんですね。
 
ジョアン・ジルベルトは、私が前職のとき、もうほとんど謎の存在だったようで、作品はあれど、ボサノヴァというジャンルで数少ないアーティストでした。 そんな時日本の第一人者が誕生して、それが小野リサさんでした。
そしてなんと今回舞台挨拶で、彼女が来てくれ、「ジョアンに捧ぐ」という彼女のオリジナル曲を披露してくれました。ミニミニライブでしたが、生で彼女が聞けたことに大感激でしたね。
ジョアンは今年公開直前に無くなりましたが、余談で、進行している関係者の女性から、今の大統領はジョアンのことを良く知らず、国葬にしなかったことで、関係者、ファンは憤っていると言っていました。
ジョアンとはそれだけカリスマであり、神だったということですね。
 

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小野リサさんが駆けつけてくれ、なんと1曲歌ってくれました


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マークの本を元に

 

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妻のミウシャとワトソン

 

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そして、ジョアンの足跡を追う

 

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若いころの地を訪ね

 

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しかしジョアンはどこに?

 

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姿は見えず・・・

 

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