七辻屋まで買い物に出掛けた夏目(神谷浩史)とニャンコ先生(井上和彦)は道に倒れていた老人を助けると家まで送ることになってしまう。
その老人をおぶってい進んでいく夏目だったが、途中で彼が妖であることに気付く。ニャンコ先生は始めからわかっていたが、危険がないということで黙っていて、夏目がいつ気がつくかと思っていた。 彼の住まいは隣町のお宮の参道にある銀杏の切り株で先日の雷で倒木してしまったと言う。 伐採された事を夏目は滋(伊藤栄次)に聞かされていた。
その老人をおぶってい進んでいく夏目だったが、途中で彼が妖であることに気付く。ニャンコ先生は始めからわかっていたが、危険がないということで黙っていて、夏目がいつ気がつくかと思っていた。 彼の住まいは隣町のお宮の参道にある銀杏の切り株で先日の雷で倒木してしまったと言う。 伐採された事を夏目は滋(伊藤栄次)に聞かされていた。
そして妖は、頼みごとをしてくる。 学校の帰りで良いので、水を持ってきてくれないかというのだ。 さらに夏目はズズナルの樹と呼ばれる妖の話を聞くと、間もなく土に還る時が迫ってきているが、昔に人間と約束したことを忘れてしまい思い出すまで暫く水やりに通って欲しいというのだった。
人間との約束、それが気になった夏目は妖の頼みを聞いて毎日水をやりにいくのだった・・・
さて、第6期の特別編ですね。 これはアニメオリジナルとなっています。
顔にお面をかぶっているので、妖怪だとわかりそうなものですが、夏目は本当に人が良い(^^)
しかし、人間と妖の約束に、もしかしたらレイコのことがでてくるのでは? そういう期待もあったようです。 しかしすっかり落雷の時に、その約束自体も忘れてしまった妖怪。 水を貰って生きながらえていれば思い出すかもしれない、そう思って水を頼むんですね。
これはまた、切ないお話。 でも基本妖怪は、約束を律儀に守るんですね。 忘れたり、約束を破るほうは人間、しかし今作ではそうではないんです。 ある女の子の優しい、切実な願いがあるんですね。
悲しいお話ですが、妖怪の誠実さをまた改めて見せてくれる作品です。
助けた老人は妖だった
彼は雷で裂けた大木の精だった
そして滋さんと塔子さんと
そして約束を思い出し
悲しい過去がわかってしまう