anttiorbの映画、映像の世界

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銀河鉄道999

1979年作品、りんたろう監督、声の出演:野沢雅子 池田昌子 井上真樹夫 田島令子

999号が発着する地球メガロポリス・ステーションを中心とした超近代的な大都会とは、全く対照的にスラム化したダウンタウンに住む星野鉄郎野沢雅子)は、銀河鉄道全線の定期券を盗んで機械人間のポリスに追われていた。
その鉄郎を母そっくりな謎の女性メーテル池田昌子)が救った。 五年前、鉄郎が十歳の頃、機械伯爵柴田秀勝)の率いる人間狩りの一団に母親(坪井章子)が殺された。
地球の金持ち人間たちは、競って機械人間の体を買い、千年の寿命を得たが、貧しい人たちはそれも出来ず、次々と殺されていくだけだった。 鉄郎は母の形見のペンダントを胸に、アンドロメダに行って永遠の命をもらい、機械伯爵へ復讐を誓っていた。
鉄郎はメーテルと共に、銀河鉄道999号に乗って旅に出た。 最初の停車駅、土星の衛星の一つタイタンで、メーテルは胸を撃たれ連れ去られ、鉄郎は危ういところを、不思議な老女(麻生美代子)に救われる。
メーテルを連れ去った山賊の首領アンタレス久松保夫)は、数少ない生身の人間で、鉄郎が機械人間ではなく、しかも親の仇である機械伯爵を討とうと知って、同志としてメーテルを返してくれた。
鉄郎は、アンタレスから、機械伯爵の住む時間城の場所を女海賊エメラルダス(田島令子)が知っていると聞き、老女の息子トチローの持っていた銃を抱いて、メーテルと共に、再び999号に乗って旅に出た。
暫くして、999号にクィーン・エメラルダス号が接近してきた。 そして、時間城の現在位置が、トレーダー分岐点であることを告げると、エメラルダスは再び飛び立っていった。
トレーダー分岐点、それは999号の次の停車駅。人間や機械人間の吹きだまりの絶望の街だ。 鉄郎は酒場の親父(槐柳二)から、トチロー(富山敬)の居場所を聞いて会いに行く。
トチローは機械伯爵と果敢に戦っていたが、力尽きて、すべてを鉄郎に託すと、生命体となって宇宙に消えた・・・

これは劇場にもちろん行きましたし、レーザーディスクで何度も見ました。
監督はりんたろう、「よなよなペンギン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2237006.html を記事にしています。 アニメ界の巨匠、もっと作品を見て行きたい監督です。
もちろん鉄郎の声は野沢雅子、最近の 「ゲゲゲの鬼太郎」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15633337.html ではとうとう目玉親父の声をあてていますね。
そして池田昌子、私のイメージの中では彼女はメーテルなんですよね。

物語は、原作やテレビ版とはちょっと違ったストーリーで、鉄郎の絵も少し大人びています。 設定じたいも少し年上になっているんですね。 だからこその、ドラマ性が上がっているという感じがしました。
機械伯爵は、原作や、テレビ作品ではあっという間に鉄郎に殺されてしまいますが、今作では重要な役になっていますし、アンタレス、クレア、実際はそのお話だけのキャラが、しっかりとした設定に組み込まれているんですね。
そして、一番はその時点ではまだ続いていた原作漫画に、先んじて最終回が明かされていることでしたね。
でも見ごたえがある名作に仕上がっていたと思います。

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あの日、母は殺される

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そして月日がたち999に乗る鉄郎

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メーテルとともに

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クレアと出会い

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アンタレスと出会う

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そしてエメラルダスに、機械伯爵の居場所を聞く

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