999号が発着する地球メガロポリス・ステーションを中心とした超近代的な大都会とは、全く対照的にスラム化したダウンタウンに住む星野鉄郎野沢雅子)は、銀河鉄道全線の定期券を盗んで機械人間のポリスに追われていた。
地球の金持ち人間たちは、競って機械人間の体を買い、千年の寿命を得たが、貧しい人たちはそれも出来ず、次々と殺されていくだけだった。 鉄郎は母の形見のペンダントを胸に、アンドロメダに行って永遠の命をもらい、機械伯爵へ復讐を誓っていた。
暫くして、999号にクィーン・エメラルダス号が接近してきた。 そして、時間城の現在位置が、トレーダー分岐点であることを告げると、エメラルダスは再び飛び立っていった。
トチローは機械伯爵と果敢に戦っていたが、力尽きて、すべてを鉄郎に託すと、生命体となって宇宙に消えた・・・
これは劇場にもちろん行きましたし、レーザーディスクで何度も見ました。
監督はりんたろう、「よなよなペンギン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2237006.html を記事にしています。 アニメ界の巨匠、もっと作品を見て行きたい監督です。
物語は、原作やテレビ版とはちょっと違ったストーリーで、鉄郎の絵も少し大人びています。 設定じたいも少し年上になっているんですね。 だからこその、ドラマ性が上がっているという感じがしました。
機械伯爵は、原作や、テレビ作品ではあっという間に鉄郎に殺されてしまいますが、今作では重要な役になっていますし、アンタレス、クレア、実際はそのお話だけのキャラが、しっかりとした設定に組み込まれているんですね。
そして、一番はその時点ではまだ続いていた原作漫画に、先んじて最終回が明かされていることでしたね。
でも見ごたえがある名作に仕上がっていたと思います。