穏やかなカウンセリングにより、痛みから解放されたクロエはポールと恋に落ち、同居を始めることになって行く。
順調な付き合いが始まったことで、腹痛もなんとなく収まっていたある日、美術館の監視員の仕事を終えたクロエは、バスに乗り帰宅の途で、街角でポールに瓜二つの男を見かけるのだった。
クロエは、ポールに問いただすが、その時間にそこにいるわけがないといわれ一応は納得する。 しかし、ポールは女性と浮気をしているのではないかと怪しんで、気になった男の元を訪ねることにしてしまう。
真実を突き止めるためルイの診察室に通い始めたクロエは、優しいポールと違い傲慢で、挑発的な態度を見せるルイに惹きつけられていくのだった。
やがて、クロエ、ポール、ルイの三角関係は、鏡合わせの様相と螺旋の謎にバランスを崩してしまいはじめるのだった・・・
どうなっていくのだろう? いつもこの監督作品は精神的に不安定にされますね。
監督はフランソワ・オゾン、前作は 「婚約者の友人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15269801.html でした。 なかなか悲しい幕切れでしたが、憤るところもありました。
主演はマリーヌ・ヴァクト、初めて見る女優さんですが、スリムで綺麗ですね。
そして二役でジェレミー・レニエ、「午後8時の訪問者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14858704.html で、ある少年の父親役をしていました。
物語は、精神的なことからくると診断された腹痛を抱える女性のお話です。 そのため彼女はある精神科医のところに行くんですが、その男性と恋に落ちてしまいます。優しく聡明な男ポール、すぐに同棲を始めますが、ポールは親は海外にいるということで、親類はいない感じ、そして結構仕事は忙しく、良い医師という感じです。 しかしそんなポールに瓜二つの男を見つけたときから彼女は歯車が狂って行きます。
男とその男は双子の兄だというんですが。 そして性格は正反対、威圧的で、支配的、でもそんなルイにも惹かれはじめるクロエなんですね。
しかし冒頭の腹痛、実はこれが最後まで引っかかってきます。 3人はどうなっていくのか? ちょっとホラーっぽい展開にさえ感じる作品でした。