とある都会の片隅にある、小さな庭に小さな木が生えた小さな家。 ある日、4歳の甘えん坊、くんちゃん（声：上白石萌歌）の前に、生まれたばかりの妹がやって来る。両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。 そんな時、くんちゃんは庭で自分のことを “お兄ちゃん” と呼ぶセーラー服の少女（黒木華）と出会う。 それは、未来からやってきた妹のミライちゃんだった。
ミライちゃんに導かれ、時を越えた家族の物語へと旅立つくんちゃん。 それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりだった。
行く手に待ち受けていたのは、見たこともない世界。 昔、王子だったと名乗る謎の男や幼い頃の母、そして青年時代の曽祖父との不思議な出会い。 そこで初めて知る様々な “家族の愛” の形。
果たして、くんちゃんが最後に辿り着いた場所とは？ ミライちゃんがやってきた本当の理由とは…
タイムトラベル？ それとも幻想？
細田監督の新作ですね。 前作は「バケモノの子」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13254573.html でした。
今回の主人公・くんちゃんの声をあてているのは上白石萌歌、「羊と鋼の森」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15556933.html にお姉さんと一緒に姉妹役で出演していましたね。
物語は、今まで両親の愛を独占して来た甘えん坊の男のこの家に妹がやってくるお話。 もちろん、家族は一転して赤ん坊である妹中心になって行きますし、面白くないのはくんちゃんです。 ほったらかしになってしまい、犬のゆっこまで妹のミライちゃんにまとわりつきます。
もちろんくんちゃんは大爆発、そしてとうとうミライちゃんに意地悪どころか殴ろうとするほど癇癪を起こしてしまいます。 まあ両親も共働きというか、お母さんは仕事にもどり、独立して自宅にいるお父さんが家事を引き受けるという流れになれば、もうくんちゃんをかまう時間はありませんね。
私は一人っ子ですし、うちの息子もそうだったんで、こういう兄弟という感覚は正直ピンと来ません。 年下の従弟といるとき、ほんの少し味わったかもしれませんが、そんな短い時間と、こういう下ができた、それもおにいちゃんの感情は、きついものがあるんでしょうね。
4歳の時の記憶なんて、そう考えても忘れてしまいますよね？
期待が大きかっただけに、この夏の目玉にはなりませんでした。
愛情いっぱいだったくんちゃん
しかし、そこに妹の
ミライちゃんが
そしてこの女の子は？
