anttiorbの映画、映像の世界

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大人ドロップ

2014年作品、飯塚健監督、池松壮亮橋本愛出演。

高校3年生の浅井由(池松壮亮)は、幼馴染みの野中春(小林涼子)にいつもちょっかいを掛けられる。 彼女は年上の彼氏がいるのだが、学校では同じクラスの由が気に入っている。
彼女はクラスメートの入江杏(橋本愛)と仲が良く、音楽室に行っては二人でピアノを弾いている。 そんな時、親友のハジメ前野朋哉)から、入江さんのことが好きだと言われる。
由も彼女のことが気になっていたが、仲の良い春に相談すると、ならダブルデートみたいな形にして、由と春は当日バックれるという設定で話が進む。 ただ杏がOKするかが一番の問題だったが、杏が予想に反してあっさり承諾して当日を迎えるのだった。
しかし全く彼女の前では、押し黙ってしまうだろうハジメなので、近くにいて由が台詞を絶えず送るというやり方にすることになる。 しかし思いもかけず、二人きりになって戸惑う杏に焦ったハジメは、結局由からの送られてくる言葉がわかってしまい、彼女は怒って帰ってしまうのだった。
そのまま仲直りができなくなる由たちだったが、春はあっさりと彼女と仲直りをしていた。 女心はわからない。
しかしある日、彼女がどうしてダブルデートを受けたのか理由を知らされる由、彼女は夏休みまでで学校をやめ、引っ越すという事だった。 その思い出に受けてくれたのだった。
由は杏のことがずっと心に引っかかっているが、それが恋なのか、ハジメへの対抗心のためか自分でもわからないでいた。 また、春から年上の彼氏との恋愛相談をされ、大人になろうと急いている彼女の言葉にハッとさせられる。 ハジメの言動も変わり始めていた。 周囲の友人たちが子どもから大人になろうとしていることに気付き、由は焦りを感じる。
大人になるとはどういうことなのか悩んだ浅井は、思いきって杏に手紙を出す。 数日後、彼の元に届いた返事には、杏がなぜ学校を辞めたのかが書かれていた。 
いても立ってもいられなくなった浅井は、ハジメとともに片道200キロの旅に出る…

3年前の作品ですが、劇場未見でした。 監督は飯塚健、「笑う招き猫」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14898067.html は良かったなあ。 あれにも前野朋哉が出演していましたね。
主演は池松荘亮、「夜空はいつでも最高密度の青色だ」 は未見ですが、その前の主演作は 「セトウツミ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14275401.html でした。 橋本愛の主演作としては 「PARKS パークス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14900117.html ですね。
物語はロードムービーになって行きます。 この後、高校生の二人が夏休みを利用して、杏に会いに行くんですね。 しかしそれはなかなかの長旅となります。 父らしき人と、ちょっと年上の女性との3人の生活のようですが、何か悲しげで、もわっとした生活を始めている杏、その女性役で香椎由宇が出演しています。
また、浅井由も何かもやもやしているんですね。 杏のことが好きなのか? それとも彼氏のいる春のことも気になっている。 そんな事にもはっきりとけじめをつけるための旅なのかもしれませんね。
淡い高校生の恋心を描いた作品でした。

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浅井由

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ハジメに杏が好きなんだがと相談を受ける

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杏は春と仲がいい

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そしてダブルデートを計画するが失敗

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そして夏休みで彼女は去っていく

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