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LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標

2014年作品、小池健監督、声の出演:栗田貫一小林清志

世界屈指の平和な国・東ドロアの歌手クイーン=マルタ(声:皆瀬まりか)が隣国・西ドロアで暗殺され、この事件を契機に東西ドロアは一触即発の緊張状態が続いていた。
そんな中、東ドロアに潜入したルパン三世(栗田貫一)と次元大介(小林清志)は、秘宝 “リトルコメット” を盗み出すが、何故か行く先々に警察が待ち構えていた。
彼らの目をかいくぐり逃走するルパンと次元だったが、どこからも死角のはずのビル影から飛び出した瞬間、一発の銃弾が次元を襲う。 次元は自分の身体を貫いた弾丸を見て、それが西ドロアで暗殺されたクイーン=マルタを撃った弾丸と同じものだと気付く。
ルパンとともに墓地を訪れた次元は、そこに 『次元大介』 の名が記された墓を発見。 ターゲッ トの墓を事前に用意する殺し屋・ヤエル奥崎(広瀬彰勇)の噂を次元は耳にしていた。 その男に墓を用意され生き延びた者はいないという。
だがヤエル奥崎は個人的な意思では動かない。 背後には依頼主がいるはずだと次元は考えるのだった。 その頃、峰不二子(沢城みゆき)はある獲物を狙い秘密クラブへ潜入するが、オーナーに見つかり捕らえられてしまう。
一方、ルパンと次元は墓に残された花を手掛かりに、ヤエル奥崎のアジトを特定、潜入に成功する。 武器工房のような一室にモニターがあり、そこには囚われた不二子の姿があった。 驚く二人の前に、ヤエル奥崎が姿を現す。 ついに対決の時を迎える二人のガンマン、ヤエル奥崎と次元大介。 一瞬の間。
そして空気を切り裂き銃声が響いた…

今年に見た 「LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14729410.html の前作にあたるのがこの作品、原作の匂いと、第1シリーズ初期の雰囲気を残している往年のルパン三世ですね。
監督は同じく小池健、もちろん声もレギュラーシリーズと同じメンバーがそろっています。 今までのシリーズとは違い、久しぶりのテレビシリーズとして注目された 「LUPIN the Third -峰不二子という女-」 といった、各レギュラーキャラが基本主人公になるという手法を取っていますね。
小池監督はこのテレビシリーズではキャラクターデザイン・作画監督を務めています。
物語は次元大介が主役で、凄腕のスナイパーのヤエル奥崎との戦いがメーンとなっています。 しかしその前段階に、彼は単独である仕事をしていたんですね。 そしてそのためにルパンではなく次元が標的にされたというお話。
なぜかこの作品はPG12となっているんですよね。 もちろんそれは峰不二子がお色気を振りまくというか、あられもない姿にされることからなんですが、こういう大人ルパンは良いですよね。
そして、そもそもルパンと次元は仲間という設定では本来は無かったんですよね。 あくまでも仕事上のパートナーで、それぞれ利害が一致してだんだん相棒になって行くんですが、二人のやり取りを見ていると、五右エ門と出会う前、二人が組み始めたころで、峰不二子との距離も、後年のテレビシリーズともまた違った色が出ています。
次作の五右エ門版でもそうですが、決着の付け方も、決して殺しまではやらないんですね。 しかし相手の戦闘力はおそらくもう無いだろうというところまではしっかり落とし前は付ける。
なかなかかっこいい感じのオチが良いですね。

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墓を前もって用意するヤエル奥崎

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次元が狙われる

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右肩を撃たれ、戦略を立てるふたり

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そして不二子が囚われる

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勝負をかける次元と

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ルパン

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